GoogleのP-MAXは自動運転の広告メニューとして、効果が出やすいものの半面、確認できるデータに限りがあります。その中でもいくつかのデータは確認が可能であるため、それらのデータを活用して、次の一手を考える事は可能です。
本記事では、P-MAXで確認ができるデータと、それらの活用方法についてご紹介いたします。
確認可能なデータ
確認可能な主なデータは以下の内容です。
- 検索キーワードとカテゴリ
- 上位のオーディエンス セグメントとそのパフォーマンス
- オークション分析
- 広告が表示された日時と場所
- アセットグループデータ
- 商品別データ
- 地域
検索キーワードとカテゴリ
左のカラム「分析情報」をクリックするとページ中央付近に以下のように、広告が表示された検索キーワードのカテゴリが把握できます。
ダウンロードを押すとスプレットシートでの確認も可能です。活用方法としては、これらの検索キーワードで獲得できているものをピックし、通常のリスティング広告で活かす事ができます。
上位のオーディエンス セグメントとそのパフォーマンス
検索キーワードの下に移行すると、良くクリックされているオーディエンスを確認することができます。こちらの活用方法としては、反応の良いオーディエンスに対してデマンドジェネレーションキャンペーンやGDN・VACでアプローチするなどが挙げられます。実施前に反応がよいオーディエンスがわかるので、初動から比較的効果が出る可能性があります。
オークション分析
文字通りオークション分析が可能です。オークションで競合しているドメインを確認することが可能で、自社がどれだけオークションに勝てているのか、などを確認することで、入札の強化や予算の増減を検討出来ます。
広告が表示された日時と場所
ここでは、曜日別×時間別の獲得状況を見る事ができます。極端に獲得できている時間、出来ない時間などがあれば、例えば、他プロダクト(リスティング)などでルール設定などを設けて特定の時間だけ広告を強化するなどの対策が可能です。
アセットグループデータ
左のメニュー「アセットグループ」からアセットの詳細を表示することができます。
詳細を表示すると各アセット毎に、パフォーマンスを確認することができます。
評価が「低」とあるものを差し替えていくなどして、パフォーマンスを上げていきます。
商品別データ
フィードを活用してショッピング面に広告を掲出している場合は、商品毎の実績を確認することが可能です。効果の良い悪いが数値で確認できるので、悪い物を除外するなどの対応が可能です。
地域
広告が表示されたエリアを確認することができます。日本を選択している場合はデータ箇所にも日本と表示されますが、クリックするとさらに詳細なエリア情報を選択可能です。都道府県別にデータを見て、効果の振るわない場所がある場合は、他広告からそのエリアを除外するなどの対応をとる事が可能です。
まとめ
アセットや商品情報などはP-MAX上で変化を加えられる部分ですが、それ以外のデータはP-MAXで設定できなくても他メニューで役立てる事のできる貴重なデータになっています。この機会にぜひP-MAXの分析を行っていただき、次なる打ち手を導き出していただければと思います。
Masahiro Ozeki
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