Google広告を実施している場合、検索連動型広告を利用しているケースが非常に多いですが、次いで多いのがリマーケティング広告の利用かと思います。サイト訪問者のみを狙って繰り返し広告表示できるリマーケティングは、「確度の高いユーザー」だけを狙って広告配信できる広告メニューになりますので非常に便利ですよね。今回は、そんなリマーケティングの活用方法について、初心者でも実施可能な簡単な活用方法を3つお伝えします。(検索連動型広告広告向けのリマーケティングであるRLSAではなく、今回はディスプレイ広告の普通のリマーケティングのお話をしています。)
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リマーケティング活用方法1.LPの50%以上をスクロールしたユーザーだけを狙う
LPをしっかり読み込んでいるユーザーほどコンバージョン確度が高いであろうという仮説がある場合にこの方法を試すと良いです。
Google広告管理画面で「LPの50%以上をスクロールした場合に発火させるコンバージョンタグ」を生成します。そして、そのコンバージョンタグを参照するリマーケティングリストを定義したリマーケティングリストを作ります。あとは、GTM(Google Tag Manager)でページスクロール50%の時にタグ発火させるトリガーを作り、最初に精製したコンバージョンタグをそのトリガーで発火させるようにします。これで完了です。なお、スクロールは50%でも80%でも100%でも構いませんので、お好みで決めて下さい。ただし、大きすぎる数字にすると、そこまで到達するユーザーが少なくてリマーケティング自体が配信されなかったり、極端に配信量が少なかったりするので注意しましょう。
リマーケティング勝つ方法2.特定の参照元からの訪問してきたユーザーだけを狙う
特定の参照元からサイト訪問してくるユーザーのコンバージョン確度が高いであろうという仮説がある場合にこの方法を試すと良いです。
Google広告管理画面のリマーケティングリストを定義する画面にて、シンプルに「参照元 含む 参照元URL」等と定義するだけです。多くの場合は、リマーケティングリストを定義する場合に「URL 含む 自社サイトURL」と定義しているかと思いますが、ここを「参照元」で定義する形となります。1つの参照元から大量のサイト訪問を得ているケースは多くない為、複数の定義を「or条件」で設定して、リマーケティングリストが小さくなりすぎないように注意しましょう。
リマーケティング活用方法3.特定のキャンペーンから訪問してきたユーザーだけを狙う
Google広告を運用する場合には、キャンペーン・広告グループ・ターゲティング・広告と入稿していきますよね。その「キャンペーン」は複数入稿されているケースが多いと思いますが、それらのキャンペーンごとに成果が大きく変わる場合もあるかと思います。そのような場合に、成果の良いキャンペーン経由でサイト訪問してきたユーザーはコンバージョン確度が高いであろうという仮説がある場合に試すと良い方法になります。
まず、Google広告とGoogle Analyticsをリンクしておきます。そして、Google広告管理画面では自動タグ設定をONにしつつ、Google Analytics管理画面では手動タグ設定のオーバーライドをONにしておきます。その上で、Google広告に入稿する広告の最終ページURLには、手動でGoogle Analyticsのutmパラメータを付与したURLを設定します。ここまでが下準備となります。
下準備が終わりましたら、Google Analytics管理画面でGAリマーケティングリストを作るのですが、その際に「キャンペーン 含む 指定のキャンペーン」でリマーケティングリストを定義します。そして、そのGAリマーケティングリストをGoogle広告管理画面へインポートします。これで完了です。少し手間はかかりますが、特に難しいことはやりませんので、是非実際に手を動かしてみて下さい。やれば簡単だと分かります。
今回は以上です。リマーケティングは非常に便利な機能ではありますが、サイト訪問者すべてを闇雲に追いかけるような使い方をしていると費用対効果があまり良くありません。サイト訪問者は様々なサイトや検索エンジンなどからサイト訪問してきており、そのすべてが高いコンバージョン確度であることは稀ですよね。サイト訪問者の中からコンバージョン確度が高そうなユーザーの傾向を見出し、そのユーザーのみを上手く工夫してリマーケティングリスト化させることが運用者の腕の見せ所ですよ!
Akira Kodaka
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