Google広告には様々な広告メニューがあり、それぞれ入稿できるテキスト・画像・動画のフォーマットや本数に微妙な違いがあります。

あまり使い慣れていない広告メニューを実施する際は、どのアセットを何本くらい準備するのが良いのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?

そんな時に役立つのがGoogle広告の公式ヘルプにあるベストプラクティスガイドです。

今回は初心者の方が特に悩みがちなP-MAXのベストプラクティスをご紹介します。

ベストプラクティスガイドについて

ベストプラクティスガイドはGoogle広告で配信できる広告メニューの概要や、必要なアセット・推奨本数などが一覧でまとめてあるページとなります。

ブックマークしていつでも参照できるようにしておくと便利かもしれません。

また既に何度か配信している広告メニューであっても、内容を確認しておくことで知識の整理にもなりますし、新たな発見もありそうです。

今回は例としてP-MAXのベストプラクティスを確認してみましょう。

P-MAXのテキストのベストプラクティス

テキストのベストプラクティスは下記の通り。

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【画像引用:Google公式ヘルプ ベストプラクティスガイド】

テキストの本数は訴求内容を網羅するために最大数まで入れることが多いかと思います。

一方で公式のベストプラクティスガイドには下記のように記載があります。

  • 広告見出しの推奨個数:11個
  • 長い広告見出しの推奨個数:2個
  • 説明文の推奨個数:4個

必ずしも最大本数を入れることが正しいというわけでは無さそうです。

P-MAXの画像のベストプラクティス

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【画像引用:Google公式ヘルプ ベストプラクティスガイド】

画像のベストプラクティスは下記の通り。

画像も同様に推奨本数があります。

  • 横向き(1.91:1)の推奨枚数:4枚
  • スクエア(1:1)の推奨枚数:4枚
  • 縦向き(4:5)の推奨枚数:2枚

横向きとスクエアの画像は必須となるので、それぞれ4枚ずつは準備するのが良さそうです。

また1:1のロゴは必須ですが、必須ではない4:1サイズのロゴを未追加の方は多いかもしれません。

この辺りも追加することで配信機会を増やすことに繋がります。

気になる表記としては

一部の画像の使用は任意ですが、使用すると広告の有効性が「非常に高い」になり、キャンペーンの注目度を高めることができます。

とありますが、やはり有効性を「非常に高い」にすることはインプレッション等のパフォーマンスに影響があると考えられそうです。

そのため必須ではないアセットもしっかりと追加して有効性を高めることは成果改善につながるきっかけになると捉えられます。

P-MAXの動画のベストプラクティス

動画のベストプラクティスは下記の通り。

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【画像引用:Google公式ヘルプ ベストプラクティスガイド】

動画も同様に推奨本数があります。

  • 横向き(16:9)の推奨本数:1本
  • スクエア(1:1)の推奨本数:1本
  • 縦向き(4:5)の推奨本数:1本

いずれも推奨の長さは10秒以上となっています。

注意しなければいけないのは下記の内容です。

P-MAX のアセット グループに動画を追加しない場合、アセット グループ内のアセットを使用して 1 つ以上の動画が自動生成される可能性があります。

P-MAXは動画素材を追加しない場合、画像をベースに自動生成された動画が配信されてしまいます。

自動生成された動画を使用したくない場合は、素材を用意して入稿することをオススメします。

まとめ

アセットの個数は最大限まで増やせば良いという訳ではない、ということが公式の見解として明記されています。

必ずしもどのケースでもベストプラクティスが正解というわけではありませんが、初めて配信する場合や、成果が伸び悩んでいる際は、まずベストプラクティスガイドに沿って設定を見直してみるのが良いかもしれません。

P-MAX以外にもGoogle広告の広告メニューのベストプラクティスを確認できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。