皆さんは広告やLPのABテストは何で管理されてますか?
複数の広告媒体やキャンペーンに対して同時にいくつものテストを走らせていると管理するだけでも大変ですよね。
私は最近Notionを使用していて、管理がしやすかったので今回記事にしてみます。
ABテストでは何を管理すべきか?
今回は広告のABテストを前提に、そもそも何を管理すべきか洗い出してみます。
- ABテストの目的・内容
- ABテストの対象範囲(広告媒体やキャンペーン)
- 検証期間
- テストのステータス
- テストの結果
主に上記5つが必要になると考えます。
実際にどう管理しているか?
それでは、上記4項目をNotionでどう管理するかを書いていきます。
データベース機能(テーブルビュー)を使用
使用するのはNotionのデータベース機能です。
データベースはいくつかのビュー(表現方法)がありますが、基本的にはテーブルビューというスプレッドシートのようなものに更新していきます。
データベースのカラムは自由に設定が可能ですが、まずは上記の管理内容のうち、ABテストの名前・媒体・ステータス・期間を作成し、更新していきます。(ビュー1)
なお、カラムの形式はテキスト・日付・セレクトなど自由に選択することができます。
さらに、この更新したデータベースに対してビューを追加することでガントチャートのような形式で情報を可視化することが可能です。(ビュー2)
ビュー1)テーブルビュー
ビュー2)タイムラインビュー
他にもリストビューやカレンダービュー、ボードビューなど複数の表示方法をとることができます。
この機能により、情報の更新のしやすさと可視化しやすさを同時に実現することができています。
テストの詳細(内容・結果)の更新について
上記でテストの大枠を更新したら次にテストごとの目的・内容、結果を更新します。
情報を更新したいテストの名前にカーソルを持っていくと以下赤枠のように「開く」というボタンが出てきます。
このボタンを押すと右側にページが出てきます。
ここに項目を追加し、テスト内容や結果の項目を作成していきます。
そしてここに詳細を書いていきます。
この内容や結果などのカラムは行が多くなる可能性があり、テーブルビューに表示すると情報の視認性が低下しますが、ビューにおいて特定のカラムを停止することができます。
この機能により、ビューでの全体感の視認性を維持しつつ、各項目ごとに詳細を書いていくことが可能になります。
下部にはコメントを追加していくこともできるので、ここに効果の良かった画像やテキストを載せていくことも可能です。
まとめ
テストのスケジュールや簡単な内容・結果のコメントはスプレッドシートでも管理はできますが、以下のようなNotionならではの使い勝手の良さがあります。
- ビューの機能により、表形式のデータをガントチャートやカレンダー形式での表現と簡単に行き来することができる。(更新性と可視化しやすさの両立)
- ページ機能により、全体の表のバランスを崩すことなく詳細もしっかりと残すことができる(全体感と詳細の両立)
今までのツールではなかなか両立の難しかったことをNotionであれば両立させることが可能です。
情報の管理は更新がしにくかったり、逆に後から把握しにくくなったりすると途中で頓挫してしまうことも起きやすくなりますが、Notionは更新するときも振り返るときも使いやすいため継続しやすいです。
また、Notionであればこの情報以外にも様々な情報を一元管理できるので、ツールを一本化することもできてより定着しやすくなると考えられます。
このようなツールが個人レベルでなら無料で上限なく使えるというのは大変ありがたい限りです。
ABテストの管理方法やその継続性にお困りの方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみていただけますと幸いです。
Kyotaro Yamaoka
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