昨年登場したMicrosoft広告。

徐々に利用している広告主様も増えている印象ですが、本日は直近のアップデート情報と運用していて今後の改善に期待したいなと思った内容をお伝えします。

Microsoft広告最新アップデート

まずは最新アップデート情報からお伝えします。

スマートフォンに掲載が始まっている

以前こちらの記事でスマートフォンに広告が出ていないとお話ししました。

Microsoft広告やってみた。Googleとの比較数値を公開!

それが今年の2月から掲載が始まっています。

これは恐らく、2月に新しいBingとEdgeがモバイル対応したためではないかと思います。

特にchatGPTが話題であることからBingのモバイルアプリを使い始めた人も多いと思うので、その影響が大きいのかなと思います。

まだPCと比べるとインプレションは少ないですが、今後に期待ですね。

ダイナミックリマーケティングが可能に

ダイナミックリマーケティングとは、ユーザーが過去に閲覧・検討した商品を広告内に含め、各ターゲットリストへ向けて配信することができる機能です。

利用できる業種は、現在はECのみですが、今後、不動産・人材・旅行業界で使えるようになる見込みです。

今後の改善に期待したいこと

ここまでは直近のアップデートですが、ここからは運用していて気づいた点、今後に期待したい点です。

広告の有効性が上がらない

ついこの前、以下の記事で簡単に有効性を上げる方法をご紹介しました。

【Microsoft広告】レスポンシブ検索広告の有効性を簡単に上げる裏技

これは裏技的な内容でしたが、正攻法で上げるために検索数の多いキーワードを入れてみる、キーワードインサーションを使っている等試してみたのですが、有効性が上がりません。何でなんでしょう・・・有効性のインジゲーターが正しく動いているのか疑ってしまいます。ここはもう少しチャレンジしてみようと思いますが、Google広告のように含めたほうが良いキーワード等、表示されるようになると良いですね。

オーディエンスネットワークのターゲティングが少ない

いわゆるディスプレイの配信におけるターゲティングの選択肢がまだかなり少ないです。リターゲティングや類似ユーザー配信はありますが、Google広告にあるような「購買意向の強いユーザー」もあるものの、選択できるターゲティングが少ないです。この辺りは今後の改善に期待したいです。

また、近い将来ではLinkedinのデータを用いて、「業種」「職種」「役職」等でターゲティングが可能になるようなので、試してみたいところです。

引き続き今後に期待

まだあれ?って思う箇所も結構ありますが、実施しているクライアントでは割と効果が出ているMicrosoft広告。今後のアップデート、改善に期待しています。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。