新規キャンペーンを作成した際に入札単価をどうすべきかは悩むポイントの一つかと思います。最初は拡張CPCで様子を見るか、はたまた最初から目標コンバージョン単価でいくか。

Google広告では新規キャンペーン作成時に目標コンバージョン単価を選択すると、下記のように最初から推奨の目標コンバージョン単価が表示されます。

目標コンバージョン単価の推奨

初めて作るキャンペーンで実績もないのに、これは適用しても良いものか。
結論、以下の条件に合致するなら使ってしまえ!というのが私の意見です。

  • アカウント内ですでに実績があり、他のキャンペーンとコンバージョンポイントが一緒である。
  • 目標コンバージョン単価が目標としている金額や実績と大きな乖離がない。

推奨単価は、アカウント内の実績を基に算出しています。
アカウント内ですでに実績があって、同じコンバージョンポイントの新規キャンペーンを作成する場合は、いきなり目標コンバージョン単価入札を使うのはアリだと思います。

Google広告の自動入札のヘルプにも以下のように記載があります。

独自のデータがない新しいキャンペーンの場合でも掲載結果が向上します。

または予算に余裕がない場合は、「コンバージョン数の最大化」を使う手もあります。
「コンバージョン数の最大化」を使えば、予算内でコンバージョンを最大化するよう自動調整してくれます。
「コンバージョン数の最大化」については以下の記事もご参照ください。

Googleの入札戦略「コンバージョン数の最大化」はどんな時に使う?

Google広告で「コンバージョン数の最大化」入札を行うと日予算が消化しすぎる

一方、アカウント内に実績がない場合や、既存のコンバージョンポイントと異なるポイントを設定する場合は、最初は拡張CPCではじめて経過を見て、コンバージョンが30件程度たまったら目標コンバージョン単価に切り替えるのが無難でしょう。

Google広告の自動入札がうまく動く条件としては以下です。

1 か月以上の長い期間に 30 回以上のコンバージョン(目標広告費用対効果の場合は 50 回以上)を獲得していることが推奨されます。

ということで、新規キャンペーン作成時でも使えるなら積極的に自動入札を取り入れてみてください。
ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。