【初心者向け】キーワード挿入機能と広告カスタマイザの違いとは？おすすめはどっち？

Google広告、Yahoo!広告、最近ですとマイクロソフト広告でクリック率を上げる施策として、広告文の中にキーワードを盛り込むというのがあります。

ユーザーが検索するキーワードを盛り込むことで視認性が上がり、クリック率が高くなるのですが、そのやり方には2パターンあります。

・キーワード挿入機能
・広告カスタマイザ

本日はこの２つの違いを分かりやすくご説明します。

コンテンツ

キーワード挿入機能とは？

キーワード挿入機能はその名のとおり、広告文（タイトルまたは説明文）の中にそのままキーワードを挿入する機能です。

以下はタイトルにキーワード挿入機能を使った例です。

キーワード：秋葉原ダイエット

設定するタイトル例: {KeyWord:ダイエット}なら援軍ジム

表示されるタイトル：秋葉原ダイエットなら援軍ジム

{}で囲ったところにキーワードがそのまま挿入されます。

Keyword:の後にはデフォルトテキストを入れます。この例ですと「ダイエット」が該当します。これは文字数をオーバーする時に代わりに出すテキストです。

挿入されるのはあくまで設定しているキーワードであって、ユーザーが実際に検索する検索語句ではない点に注意が必要です。

設定しているキーワード：秋葉原ダイエット

ユーザーが実際に検索した検索語句：秋葉原近くのジム

表示されるタイトル：秋葉原ダイエットなら援軍ジム

キーワード挿入機能はキーワードがそのまま入ることで高いクリック率が期待できます。レスポンシブ検索広告の有効性を上げたい場合にも有効です。

キーワードがそのままタイトル、または説明文に入ることで不自然なタイトル、説明文になってしまう場合があります。

また、ネガティブ系のキーワードを入れている場合、そのまま広告文内に出てしまうので、そういったキーワードが入っている広告グループでは使用しない方が良いでしょう。

{KeyWord:ダイエット}なら援軍ジム

キーワード：ダイエット無駄

タイトル：ダイエット無駄なら援軍ジム

意図しないおかしなタイトル、説明文にならないか注意が必要です。

広告カスタマイザとは設定したキーワードごとに任意の文字列を指定して広告に反映する方法です。

キーワード：秋葉原ダイエット

設定するタイトル例: {CUSTOMIZER.タイトル1:秋葉原でダイエットジムなら}

設定する広告カスタマイザ：

キーワードタイトル1

秋葉原ダイエット秋葉原のダイエットジムなら援軍

表示されるタイトル：秋葉原のダイエットジムなら援軍

上記の例ですと、「秋葉原ダイエット」のキーワードでは、「秋葉原のダイエットジムなら援軍」というタイトルを出すように設定しています。

このようにキーワードに対してどの文字列を表示させるかを指定できます。

Googleレスポンシブ検索広告の広告カスタマイザの設定方法については以下記事で詳細をご説明していますので、よろしければご確認ください。

レスポンシブ検索広告に待望の広告カスタマイザが登場！設定の仕方を説明します。

キーワード挿入機能と違い、キーワードそのものが入るわけではなく、指定した文字列を表示させることができるのが特徴です。

キャンペーンや広告グループレベルでも設定できますが、キーワード単位で設定することが多いです。

キーワードごとに指定の文字列を表示させることができるため、キーワード挿入機能のような不自然な形ではなく、自然なタイトル、説明文を設定可能です。
キーワード挿入機能で不自然なタイトルになるのが気になる方は広告カスタマイザを使用すると良いでしょう。

キーワード挿入機能と比べると、設定に手間がかなりかかります。

キーワードを追加する度に追加設定が必要だったり、設定した広告カスタマイザの文字列を変えたい場合もけっこう時間がかかってしまいます。この辺はしょうがないところですが、初心者の方にとっては少し大変ではあると思います。

双方メリット、デメリットはありますが、もしできるだけ手間をかけずに成果を上げたい場合は、キーワード挿入機能から始めてみるのが良いかと思います。

理由は、以下2点です。

キーワード挿入機能を使ったときのGoogleレスポンシブ検索広告の有効性については以下記事もご覧ください。

【改善事例】Googleレスポンシブ検索広告の有効性を上げるとどれぐらいパフォーマンスは改善するのか？

ただし、前述のデメリットの部分も事前に認識の上、進めましょう。「変なタイトルで広告が出ちゃった！」とならないように使用する広告グループにどんなキーワードが入っているのか事前にしっかり確認して進めましょう。

ではまた。

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー／ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。