Google広告を運用しているなら、多くの場合で検索連動型広告を実施しているかと思います。検索ユーザーという「確度の高いユーザー」を狙って広告配信できる広告となりますので、インターネット広告の中でも非常に費用対効果の高い広告だからです。そんなGoogle広告の検索連動型広告について、忘れがちな基本設定の1つを書きます。
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検索連動型広告へのオーディエンスリスト設定をお忘れなく
近年の主流は、自動入札機能を活用した広告運用です。自動入札機能は機械学習をベースに動作しますので、機械学習の為の学習データをたくさん蓄積するような設定をするのが推奨されています。オーディエンスリストを設定しておくことで、そのオーディエンスに関する学習データも蓄積されるようになり、それが機械学習の精度向上に繋がりますので、検索連動型広告には必ずオーディエンスリストを設定しておきましょう。
リマーケティングリスト以外のオーディエンスリストも設定すること
オーディエンスリストと言うと、リマーケティングリストを思い浮かべる人も多いかと思いますが、リマーケティングリスト以外のオーディエンスリストも設定するようにしましょう。リマーケティングリストだけでは「サイト訪問者のみ」のデータしか集まりませんが、それ以外のオーディエンスリストも設定することでサイト訪問者以外のデータも蓄積されていきます。学習データが多ければ多いほど、機械学習は精度高く動作するようになります。
オーディエンスリストは「モニタリング」で設定すること
オーディエンスリストを設定する際に1点だけ注意点があります。それは「モニタリング」としてオーディエンスリストを設定することです。今回の内容としてのオーディエンスリスト設定の目的は「機械学習の為の学習データを増やすこと」ですから、オーディエンスリストはモニタリングとして設定して「ターゲティング自体には影響を与えない」ようにしておくのが良いです。「モニタリング」ではなく「ターゲティング」でオーディエンスリストを設定してしまいますと、「キーワード」と「オーディエンスリスト」の掛け合わせ(=and条件)でターゲティングが絞り込まれてしまいますので注意しましょう。
今回は以上です。オーディエンスリストをモニタリングで設定することは検索連動型広告の基本ではありますが、意外と忘れがちです。実際、Google広告管理画面の最適化タブにオーディエンスリスト設定に関する最適化案が表示されているのを見たことがある広告運用者は多いと思います。オーディエンスリストの設定は数分で完了する作業となりますので、設定漏れがないか確認してササッと設定を済ませてしまいましょう!
Akira Kodaka
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