数日前からGoogle広告の管理画面に変更がありました。
おそらく、一部のアカウントだけのベータ版リリースだと思いますが、メニューの並びが変更しております。

新しいメニューの並びはこちらです。
特に変わったのは「分析情報とレポート」の部分です。

「検索語句」や「広告が表示された日時と場所」、「ランディングページ」、「レポートエディタ」などがここに集約されました。
「検索語句」や「広告が表示された日時と場所」、「ランディングページ」に関しては、実際に表示された内容視点で集約された形です。
これまでは「検索語句」はキーワードメニューの配下に、「広告が表示された日時」は広告のスケジュールメニューの配下にあり、設定トリガー視点での配置でしたが、実際の表示内容視点で1つにまとめられたことで、複数要素での配信状況の把握がしやすくなったように思います。
「ダッシュボード」もここに集約されていますので、配信状況の把握をしやすくしようとしてくれているGoogle側の意思を感じます。

また、今回の変更で特に大きなポイントとして「レポートエディタ」がここに集約された点です。
これまでは右上のメニューに「レポート」メニューが配置されていましたが、ここからは削除され、左側のメニューに移動した形になります。

・変更前

・変更後

また、レポートエディタ ページもUIが変わっています。

・変更前

・変更後

ポイントは2つあります。

1)「よく使用するレポート」が追加され、使用頻度の高いレポートにアクセスしやすくなった
2)テンプレートギャラリーがカード化され、よく使うレポートを作成しやすくなった(これまでもテンプレートはあったものの、一覧の可視化やアクセスがしやすくなった)

 

今回の管理画面の変更により、複数要素の配信状況の把握しやすさ、レポートの作成しやすさが格段に向上したように感じます。

ここ数カ月、Google広告は管理画面のUI変更をベータ版として何度も繰り返されていて、色々と検証されている印象でその取り組みは運用者としては嬉しい限りです。
中でも、今回の変更は個人的に非常に良いと感じました。

今後も変更になることはありそうですが、今回の方向性は残る形だと嬉しく思います。
また今回の変更がすべてのアカウントに適用されると嬉しく思います。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。