Microsoft広告でのコンバージョン計測方法は各社紹介されていますが、売上の計測について触れている記事は見かけなかったので、簡単にご紹介したいと思います。
前提としては日本のサイトである、GTMでタグ設置を行う、すでに他媒体(Yahoo!広告、Google広告など)で売上計測を行っている前提です。
通常のコンバージョンタグの設置については弊社のグループ会社であるGLASSの以下記事をご参照ください。
GTM(Google タグマネージャー)でMicrosoft 広告のタグを設定する方法
GTMでの設定方法
すでにユニバーサルイベントトラッキングタグ(UET)は設置完了している前提で、コンバージョンタグの部分のみ解説します。
ユニバーサルイベントトラッキングタグはベースとなるタグで全ページに設置が必要なタグです。再度のご案内となりますが、こちらの設定が分からない方は以下の記事をご参照ください。
GTM(Google タグマネージャー)でMicrosoft 広告のタグを設定する方法
コンバージョンタグの設定
GTMのタグを選択する中から「Microsoft Advertising ユニバーサル イベント トラッキング」を選択します。全ページ対象に発火するタグと同じタグです。
Track typeは「Custom conversion」を選択します。
Define your own event action、Event category、Event labelはMicrosoft広告の管理画面上で設定するコンバージョン設定と同じものを入力します。
こちらの設定についてもGLASSの記事をご参照ください。
そして、Currencyは日本のサイトでの円での売り上げ計測なので、「JPY」と入力します。
Revenue valueに売上数値を取得している変数を入れます。売上数値を取得している変数がまだ作られていないとそもそもそこからになってしまうのですが、すでに他媒体で売上計測している場合は変数があるはずです。
あとはタグを発火させる適切なトリガーを設定し、保存して公開して完了です。
これだけ?って思うかもしれませんが、これだけです。
Microsoft広告のヘルプページや、他社の記事では追加のコード設置が必要と書いてあったりしますが、GTMで設定する場合はこれだけになります。
もちろん、他媒体でも売上計測はしていなくて、これが初めてというケースは変数の設定やら色々対応事項は発生しますが、Yahoo!広告やGoogle広告で売上計測をすでに実施していて、次の策としてMicrosoft広告を実施するケースが多いかなと思いますので、備忘録も兼ねて書かせていただきました。
ではまた。
Junichi Nakamura
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