複数店舗がある企業様に「それぞれの店舗ごとでキャンペーン分けるべき?それとも同じキャンペーンで配信すべき?」という質問をよく受けます。サイトの作りやコストによってどちらにした方が良いのか変わってきますのでそのあたりをご紹介したいと思います。

キャンペーンを分けた方が良い場合

  • 各店舗でしっかりと予算を掛けることができる
  • 各店舗の情報がまとまっているLPがない場合

キャンペーンを分けない方が良い場合

  • 各店舗ごとに予算を分けると日額予算が少なくなってしまう(数千円など)
  • 各店舗の情報がまとまったLPが存在する

結論どっちがよいの?

現在、Google広告では機械学習が主となっておりデータの蓄積数が非常に重要になります。以前は機械学習が上手く動くためには月50件以上のCV数が必要などがありましたが、昨今は自動入札の精度が向上しており、コンバージョン数の制限はなくなりました。しかし、コンバージョンデータが多い方が自動入札の精度が上がる仕組みに変わりはありません。

そのため、基本的にはキャンペーンを分けずに配信を行った方が蓄積されるコンバージョン数も多くなるため機械学習の精度が向上します。

また、複数キャンペーンで運用する場合それぞれで予算の設定を行う必要があるため予算が分散されてしまいます。各店舗にかけられるコストが潤沢にある場合はキャンペーンを分けて配信するのもよいですが限られた予算内で配信を行わなくてはいけない場合は同一キャンペーン内で配信をすることをオススメします。

一方で「今月はA店の売上が悪いから強化したい」という時、1つのキャンペーンで運用している場合、細かなコントロールを行うことができないデメリットがあります。

そのような時の対処法としては一時的にA店のみ別建てのキャンペーンを作成して配信をしていくのがよいです。また、配信地域を指定している場合は強化したい店舗がある地域の入札単価調整費を引き上げるのも1つの手段です。

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Ryoko Furudate

子育てとデジタルマーケティングを両立させるママさんディレクター。Google広告黎明期から運用に携わる。女性ならではのきめ細かい対応でクライアントの成果を上げることを得意としている。