Googleディスプレイ広告では以前より「ターゲットの拡張」という機能がありますが、ターゲティングを自動化してくれる「最適化されたターゲティング」はご存知でしょうか。
最適化されたターゲティングを使用すると、キャンペーンの目標設定に基づいてコンバージョンに至る可能性が高く、関連性の高い新規ユーザーにリーチすることができます。
最適化されたターゲティングに対応しているキャンペーン(2021年11月現在)
- ディスプレイ キャンペーン
- ファインド キャンペーン
- 「販売促進」、「見込み顧客の獲得」、「ウェブサイトのトラフィック」の目標を使用している動画キャンペーン(動画アクション キャンペーンなど)
最適化されたターゲティングとオーディエンス拡張の違い
手動で設定したオーディエンスセグメントに追加することでコンバージョン数を増やすのがオーディエンスの拡張。元々設定していた情報を参考にリーチを拡大していくことで価値の高いトラフィックを増やすことでコンバージョンを増やしていきます。
一方で最適化されたターゲティングはコンバージョンに至ったユーザーが最近検索した語句などキャンペーンのリアルタイムのコンバージョンデータに基づき、コンバージョンに至る可能性が高いユーザーをターゲットに設定することでコンバージョン数を増やしていきます。
カスタムオーディエンスで「スニーカー」「ランニングシューズ」などをセグメントしている場合、オーディエンスの拡張と最適化されたターゲティングの違い
オーディエンスの拡張
手動で設定した「スニーカー」や「ランニングシューズ」に加えて「スニーカー セール」のカスタム セグメントや「スポーツ用品」の購買意向の強いセグメントなどの類似セグメントが含まれます。
最適化されたターゲティング
コンバージョンに至ったユーザーが最近検索した内容などリアルタイムのコンバージョンデータを基に、コンバージョンに至ったユーザーに類似したプロファイルが作成されます。最適化されたターゲティングでは、選択されているセグメントの枠外でコンバージョンの獲得を目指す動きをします。
最適化されたターゲティングの入札戦略はコンバージョン数の最大化か目標コンバージョン単価がベスト
最適化されたターゲティングを使用する際は、自動入札の設定が推奨されています。
・トラフィックを増やしたい→コンバージョン数の最大化
・コンバージョン数重視→目標コンバージョン
これらと組み合わせることでキャンペーンの成果を最大限に高めることができます。
様々なターゲティングの方法がありますが、最適化されたターゲティングなどを活用してコンバージョン数増加を目指す運用を行ってみてください。
Ryoko Furudate
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