3月末、Google広告のエディタが更新されました。
今回の更新はかなり大きな変更があります。

1)P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンの追加・編集が出来るようになった
2)コンバージョンアクションが追加され、キャンペーン単位での目標設定が可能になった
3)キャンペーンの概要が把握できるようになった
4)組み合わせセグメントのオーディエンスを作成・編集できるようになった
5)アセットレポートが見れるようになった
6)カスタム操作トリガーが追加された

数が多いため、今回は上記の中でもP-MAX関連の話を中心に1、4、5に触れます。

1)P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンの追加・編集が出来るようになった

新規キャンペーン作成時にP-MAXのキャンペーンタイプが選べるようになりました。
キャンペーンタイプに「P-MAX」が追加されています。

このキャンペーンタイプを選び、予算や入札戦略を設定します。

次に、左下の管理メニューに「アセットグループ」が追加されていますので、
そこでアセットグループを設定します。

まず、右側のメニューで広告アセットを編集します。

続いて、オーディエンスシグナルを設定します。
以下赤枠の的のようなマークを選び、ペンのマークをクリックします。
※エディタ上でオーディエンスシグナルの設定が可能です。詳しくは次の項目で記載します。

以上で、設定は完了です。

4)組み合わせセグメントのオーディエンスを作成・編集できるようになった

P-MAXで使用するオーディエンスシグナルの作成も出来るようになりました。
左下メニューの「共有ライブラリ>ユーザーリスト」を選択します。

画面上部の「ユーザーリストを追加」を押します。

右側のメニューが編集できるようになるので、名前・ユーザー属性・オーディエンスセグメントなどを設定し、ユーザーリストを作成します。
例として、20代後半~30代前半の子供のいない女性で、収入が高く、化粧品に興味のある人でまだ何かしらのCVをしていない人のユーザー層を作成してみます。

すると、画面真ん中に作成したリストが表示されました。

こちらで作成したリストはP-MAXキャンペーンのアセットグループにおける「オーディエンスシグナル」で使用可能になります。

5)アセットレポートが見れるようになった

レスポンシブ検索広告やレスポンシブディスプレイ広告、ファインド広告など、アセットを用いた広告のメニューにおいては画面上部にある「アセットの詳細を表示」をクリックすると、
各アセットの評価を確認できるようになりました。
上記で説明したP-MAXのアセットグループに関しても同様です。

以下のような形でポップアップが表示されます。
各アセットのパフォーマンスが一覧で見れます。管理画面より少し見やすいかもしれません。

今回は以上です。
作業面でのP-MAXの導入ハードルが少し下がったように思います。

今回のアップデートによる他の機能は追って紹介できればと思います。
それでは。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。