Googleデマンドジェネレーションキャンペーン(以下、DGC)は、2023年10月にローンチされたメニューです。これまでのファインド広告に、動画のクリエイティブを追加できたり、オーディエンスの拡張度合いを決めて配信することが可能となります。ファインド広告の上位モデルのようなイメージです。

ファインド広告はGoogleサービス面に画像やテキストを掲出、主にCVを目的とした配信でした。DGCもCVを目的とした配信となりますが、上記のように動画も追加できる事で、画像で反応しなかったユーザーに動画で訴求するという事も可能になりました。GoogleにはCV目的として配信できる動画メニューが他にも存在します。それが動画アクションキャンペーン(以下、VAC)です。

Youtube上にインストリームがフィード、おすすめ面などに動画やサムネイルで訴求します。動画×CV目的、用途としてはVACとDGCでかぶるところがあります。

では、いったいどちらの方が動画の成果がいいのでしょうか?

VAC VS DGC 動画の比較

CV地点はボタンクリックや登録など複数設定

数値は少しまぶしています。結果的にはVACの方がCTR,CVR,CPAで言うと若干優勢です。動画という土俵で戦うとVACの方が強いですが、デマンドジェネレーションは画像もあります。画像込みのデマンドジェネレーションとの比較では、CPAは1000円~1200円なので、正直デマンドジェネレーションキャンペーンのみでも十分補完できるかと思います。

ただ、デマンドジェネレーションは動画と静止画の割合を決められないため、例えば動画をこれだけ見せたいなどの要望があれば、VACやインストーリーム広告を別建てして配信する必要があります。CVにフォーカスした運用であればデマンドジェネレーションキャンペーンのみでも十分だと思われます。

 

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。