化粧品等の単品通販の販売促進にGoogle広告を使っている場合に多く見られる印象がありますが、体験談等の記事を掲載したLPを広告のリンク先に設定している広告主を見かけることがあるかと存じます。商品を紹介する普通のLPではなく、わざわざ記事LPを広告のリンク先に設定しているには当然理由があるはずで、その理由は「広告の成果が良くなるから」と考えるのが妥当でしょう。しかしながら、記事LPを使えば必ずしも広告の成果は良くなるのでしょうか。その疑問に対する私の見解を手短に解説します。

結論:ターゲティング次第で記事LPが効果的になるかどうか変わる

記事LPは魔法の杖ではありません。全てのユーザーに対して記事LPで高い広告成果が見込めるわけではないということです。とは言え、実際に記事LPを広告配信で活用している広告主は少なくありません。それは「ターゲティング次第で通常のLPよりも記事LPの方が高い広告効果を期待できることがあるから」です。全てのユーザーに対して記事LPを表示するのが効果的というわけではないものの、特定のユーザーに対しては記事LPを表示するからこそ高い広告効果が期待できるということがあります。

理由:ユーザーのモチベーション次第で伝えるべきメッセージが異なるから

ユーザーによって通常のLPを表示すべきか記事LPを表示すべきかを使い分ける必要があるわけですが、それは「ユーザーによってモチベーションが異なるので適切なメッセージングもそれに伴って変わるから」です。同じ商品を売る場合でも、男性に売るのか女性に売るのかでセールストークが変わりますよね。それと同じで、通常のLPを表示した方がコンバージョン率が高くなるユーザーもいれば、記事LPを表示した方がコンバージョン率が高くなるユーザーもいるということです。

備考:記事LPは「今すぐ客以外のユーザー」に閲覧してもらうべき

ユーザーによってモチベーションが異なるから表示すべきLPが変わるということを述べましたが、記事LPは誰に表示すべきか。それは「今すぐ客以外のユーザー」です。今すぐ客はその商品の直接的な素晴らしさ(性能や価格等の素晴らしさ)が良ければコンバージョンするでしょうが、それと対象に今すぐ客以外のユーザーはコンバージョンに向けてしっかりと説得する必要があります。その説得に記事LPが使えるというわけです。記事LPに記載された体験談等がユーザーの興味関心を醸成しますので、今すぐ客以外のユーザーに対して表示するのにもってこいと言えます。

なお、「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、今すぐ客には記事LPの体験談等を表示せずにすぐ商品の購入を促す方が良いです。記事LPで体験談等を読んでいただく時間の中で今すぐ客のコンバージョンに対する気持ちが変わってしまってはもったいないですよね。今すぐ客には「商品の直接的な良さをサラっと表示したらすぐコンバージョンを促す」方がコンバージョン率が高くなるでしょう。

今回は以上です。記事LPを広告で使えば相手が誰であっても高いコンバージョン率を叩き出せるというものではありませんが、記事LPを広告で使うのは打ち手の1つとして使えるものではあります。良い成果が期待できる記事LPの広告での使い方を理解した上で上手に戦略・施策等の立案・実施ができるよう、今回お話した内容をご参考にしていただければと存じます。Google広告で記事LPを使った広告配信を行った場合に良い成果を出してください!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。