Google広告をきちんと広告運用している広告主であれば、最適な状態の広告見出しを維持するよう努めているかと存じます。広告見出しは広告のクリック率に影響を与え、その広告のクリック率は広告ランクに影響を与えますので、最適な状態が保たれた広告見出しは費用対効果に良い影響を与えるからです。そのような広告見出しですが、表現できる文字数が限られている為、なかなか綺麗な日本語で文章を作ることができなかったりします。そのような場合にどうするのがよいかということについて、多くの広告主の広告配信目的である「コンバージョン獲得」を目的として広告配信している場合を想定して今回は手短に述べていきます。

結論:広告見出しに記述する日本語は綺麗なものである必要はない

Google広告の広告見出しに入力できる文字数は半角30文字(全角15文字)です。アピールしたいことを全て入力しようとしても、文字数制限に引っかかってしまうことが少なくありません。1文字1文字が貴重なのです。その為、綺麗な日本語を入力することを重視すると無駄な文字数が増えがちになり、アピール不足に陥ることになる可能性が高まってしまいます。インターネット上に表示するGoogle広告において、コンバージョン獲得の費用対効果を高めたいのであれば広告見出しに綺麗な日本語を入力する必要はありません。

本質:見込客が広告をクリックしたくなる文言を散りばめればよい

広告見出しに綺麗な日本語を入力する必要がないわけですから、広告見出しには「見込客に興味関心を抱いてもらえそうな文言」をたくさん含ませるようにしましょう。簡単に言えば、広告見出しに「見込客が広告をクリックしたくなる文言」をたくさん含ませるということです。もはや、日本語としては変でも「複数のアピールしたい単語だけを記入する」なんて広告見出しでも問題はありません。言葉遣いひとつにも拘っているブランディングを目的とした広告配信でこのようなことをしてはいけませんが、あくまでコンバージョン獲得を目的とした広告配信ではこのようなやり方も有効になります。

補足:日頃からキャッチコピーを見るように意識すべき

見込客に興味関心を抱いてもらえそうな文言と言われてもピンとこないのであれば、日頃からキャッチコピーに注目する癖をつけておくことをお勧めいたします。オンラインでもオフラインでも、広告でも広告でなくても、場所を問わずにキャッチコピーを意識的に見るようにしてください。その際、日本語の美しい表現を学ぶように見るのではなく、どんな文言が人の興味関心の醸成に繋がりそうかを学ぶ姿勢で見るようにしましょう。そのようにすることで、徐々に良い文言が自分の頭にストックされていき、良い広告見出しの作成に繋がっていきす。

今回は以上です。冒頭で述べました通り、最適な状態の広告見出しを維持することは、費用対効果に良い影響を与えます。貴重なマーケティング予算を使って広告投資するのですから、普通は費用対効果の高い広告配信を行いたいと考えますよね。そうであれば、広告見出しは綺麗な日本語での記述に拘るのではなく、あくまで見込客からの反応を得られるような文言を広告見出しに含ませることにフォーカスするようにして作っていきましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。