Google広告の検索連動型広告をやっているなら、設定するのが必須とも言える機能の広告表示オプション。コールアウトや構造化スニペット等、様々な広告表示オプションがありますが、そんな中でも「サイトリンク」は利用している広告主が多い広告表示オプションの1つかと存じます。
サイトリンクには、LP(ランディングページ)とは異なるページへのリンクを広告に掲載できるというメリットがあり、「広告掲載面積の拡大(広告が目立つことで見込客に見てもらえやすくなる)」や「様々な見込客を想定した様々なコンテンツの表示(様々な見込客に興味関心を抱いてもらいやすくなる)」等の良い効果が期待できます。しかしながら、LP以外に良いコンテンツのページがない場合は、「見込客をそのページに誘導することが費用対効果の面で逆効果」ということにもなりかねません。そのような「LP以外の良いコンテンツのページがない場合」のサイトリンクの使い方に関して、小技を手短に紹介いたします。
コンテンツ
サイトリンクとして設定したページの目立つ位置にLPへのリンクを掲載する
良いコンテンツではないがサイトリンクとして設定したページがある場合、そのページに工夫を凝らす必要があります。そのまま何の工夫もせずにサイトリンクとして設定しておくなんてことは絶対にしてはいけません。良いコンテンツではないと分かっているページに見込客を誘導してしまっても、広告費を無駄にする可能性が高いだけだからです。そこで行う簡単な工夫が「サイトリンクとして設定したページにLPへのリンクを掲載する」ということになります。良いコンテンツであるLPへの導線を作ることで、見込客をそちらへ誘導し、成果改善に繋げようという考えです。
LPへのリンクは「画像とテキストのセット」をページの上部と下部に掲載する
サイトリンクとして設定したページに掲載するLPへのリンクですが、テキストによるリンクだけというのは目立ちにくい為、あまり良くありません。バナーのような画像を作って「画像とその直下にテキスト(詳細はこちらをクリック等のテキスト)というセット」に対して画像とテキストをLPへのリンクにするのがお勧めです。また、これらの掲載位置はサイトリンクとして設定したページの上部と下部が基本となり、プラスアルファとしてそのページに中盤あたりにもう1つ追加してもいいでしょう。
LP以外に良いコンテンツのページがなくても基本的にはサイトリンクは設定する
LP以外に良いコンテンツのページがないのであれば、そもそもサイトリンクを設定しないという選択もありえるかと存じます。しかしながら、そのような選択はしないようにしてください。なぜなら、広告表示オプションを設定しているかどうかが広告ランクを決定する重要な要素の1つだからです。広告ランクが高いと「安いクリック単価で広告表示する(広告表示機会獲得の向上・CPAの改善等)」や「同じクリック単価でもより上位に広告掲載される(見込客誘導効率の向上等)」等に繋がりやすくなりますし、広告ランクが低いとその逆の状態に繋がりやすくなります。ですので、LP以外に良いコンテンツのページがなくても、基本的にはサイトリンクを設定するようにしましょう。
今回は以上です。今や様々なものが存在する広告表示オプションですが、昔はそれほど種類がありませんでした。そんな昔から存在している広告表示オプションの1つがサイトリンクです。昔から今までサイトリンクという機能が廃止されなかったのは、それだけ優秀な機能だからということかと存じます。サイトリンクが優秀な機能であるなら、上手に使いこなしていきたいですね!
Akira Kodaka
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