Meta広告ではAdvantage+ オーディエンスというカスタムオーディエンス機能が搭載されています。これは、設定しているターゲティングの他に過去の情報に基づいてCVにつながりそうなユーザーに配信を拡大していく機能となります。
以下Metaのヘルプより抜粋
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Metaの高度な広告テクノロジーにより、このキャンペーンのオーディエンスを自動的に見つけ、パフォーマンス向上につなげることができます。
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Meta社によると、Metaが実施した他のオーディエンスオプションとの比較テストでは、どの目的を使用したキャンペーンでも、Advantage+ オーディエンスのカスタムオーディエンスの方が通常よりも、パフォーマンスが高くなったとのこと。
これは使うしかないですよね。
Advantage+ オーディエンスのしくみ
大量の情報を利用してオーディエンスを見つけており、学習が進むにつれて継続的に進化しています。
利用している情報の例としては以下の通り。
・過去のコンバージョン
・ピクセルデータ
・以前の広告に対するアクション
Advantage+ オーディエンスは、広告のクリエイティブやフォーマットに応じて、リアルタイムでオーディエンスを最適化します。
これにより、広告が表示されるユーザーの特性が常に更新され、より高いエンゲージメントを得ることができます。たとえば、特定の製品に興味を持つユーザーに対して、関連する広告が自動的に表示される仕組みです。
Advantage+ オーディエンスの機能
広告主は、以下の機能によって効率的にリソースを活用でき、広告効果を最大化できるような仕様になっています。
Advantage機能 | 説明 |
---|---|
Advantage詳細ターゲット設定 | 特定の興味や行動に基づいて、ターゲットを拡張し、より広範なオーディエンスにリーチします。 |
Advantageカスタムオーディエンス | 過去のデータを基に、特定のアクションを実行する可能性が高いユーザーをターゲットにします。 |
Advantage類似オーディエンス | 既存のカスタムオーディエンスに似た新たなユーザーを見つけ出し、リーチを拡大します。 |
Advantageのキャンペーン予算 | 自動的に予算を最適化し、パフォーマンスの高い広告に資源を集中させることができます。 |
実際にABテストしてみました
食品EC
成果地点:購入
数値はまぶしているので参考まで。
Advantage+の方がクリック率・CVRともに高く、結果的なCPAも安価になりました。
設定方法も簡単なのでぜひトライしてもらいたいですね。
Advantageカスタムオーディエンスの設定方法
広告セット階層で編集をクリックすると、オーディエンスを編集する箇所に下記のようなボタンが出てきます。
このボタンを押すだけです。
非常に簡単なので、押しておいても損はないと思います。
強いて言うなら、ターゲットの効果検証する際、設定しているターゲットの効果がいいのか、Advantage+で広がったオーディエンスからの効果が良いのか見えなくなる点です。
ただ、効果がでるのであれば、advantageカスタムオーディエンスを設定する事を推奨します。
また、 Meta Advantageの機能の1つである「Advantage詳細ターゲット設定は、指定したターゲット以外の利用者にもリーチできる機能なのでこちらも合わせて覚えておきましょう。
Masahiro Ozeki
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