Google広告を利用しているのであれば、ほとんどの広告主は広告アセットのサイトリンクも活用しているかと存じます。ランディングページ以外にも追加のページをリンク先として設定して広告表示できる便利な広告アセットになりますし、広告アセットを活用すること自体が広告ランクの向上にも繋がりますので、サイトリンクを使わない手はありません。しかしながら、サイトリンクを活用しようとした時に、思わぬ問題に直面することもあります。

サイトリンクに使えそうなのは会社概要・お問い合わせ等のページしかない

ランディングページ以外に追加のページを設定して広告表示できるというのに、ランディングページ以外に良いページがなく、使えそうなのは会社概要・お問い合わせ等のページくらいしかないという状況で困ってしまう広告主もいるかと存じます。これらのページにいきなり見込客を誘導したところで、広告配信目的となるユーザーアクションを得ることは難しそうですよね。クリックによる課金だけ発生するのみで費用対効果が悪くなりかねません。そのような場合は、以下の対応を検討しましょう。

1.商材の特定の魅力をアピールするページを制作する

これが対応方法としては王道であり、中長期的な広告成果改善を狙うのであればこの対応方法がお勧めです。例えば、ランディングページには掲載しきれないような「無数のお客様の声を掲載したページ」を作り、サイトリンクのリンク先としてそのページを設定したりします。商材の「信頼度」をアピールする上で無数のお客様の声を見込客に読んでもらうことはとても効果的です。なお、こういったページの上部・下部にはランディングページへのリンクも掲載しておきましょう。こういったページで商材への興味関心を強めた見込客をスムーズにメインコンテンツであるランディングページへ誘導し、コンバージョン獲得を促進する為です。

2.会社概要・お問い合わせ等のページの目立つ位置にランディングページへの導線を作る

この対応方法は応急処置的なものであり、小技です。会社概要・お問い合わせ等のページのような「コンバージョン獲得できなそうなページ」の目立つ位置にランディングページへの導線を作ってください。ページの上部・下部にバナーとテキストによるランディングページへのリンクを掲載するような形です。このお話は以前の記事でも書いていますので、詳細は「Google広告:広告表示オプション「サイトリンク」の利用時の小技【広告運用初心者向け】」をお読みいただければと存じます。なお、この対応方法はあくまで小技ですので、できるだけ早く「商材の特定の魅力をアピールするページを制作する」の対応方法を検討・実施するようにしましょう。

今回は以上です。中長期な広告成果改善を考えるのであれば、手間にはなるかもしれませんが、しっかりと「商材の特定の魅力をアピールするページを制作する」ということを行っていくのがよいでしょう。見込客に商材の良さをアピールするコンテンツが増えれば増えるほどコンバージョン数は多く獲得できるはずですから、真面目にコツコツとこの手のことも取り組んでいってください。小さな努力の積み重ねが将来の大きな売上に繋がっていくはずです。頑張りましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。