通販サイトでの売上を増加させたい場合、Google広告のショッピング広告を利用する人は多いでしょう。利用者が圧倒的に多い検索エンジンであるGoogleの検索結果ページに画像付きで広告掲載できるショッピング広告は、見込客の誘導効率が良く、誘導にかかる費用(クリック単価)も比較的安価であるのが特徴であり、ある程度のマーケティング予算があるのであれば実施しない手はありません。

そんなGoogle広告のショッピング広告に関して、今回は「任意の複数商品だけ広告配信したり入札単価調整する簡単な方法」を解説致します。マーチャントセンターにアップロードした商品フィードにはたくさんの商品情報が記述されているが、その中から任意の複数商品だけをGoogle広告管理画面の商品グループで指定する方法です。この指定が出来れば、その商品だけを広告配信したり入札単価調整したりできますよね。

結論:商品フィードにカラム「カスタムラベル」を追加して「任意の値」で商品をラベリングすべし

この方法が最も簡単・シンプルであり、汎用性があるやり方です。商品IDに規則性を見出してGoogle広告管理画面の商品グループでターゲティングを定義することができることもあるかもしれませんが、必ずしもそれができるとは限りませんし、今後商品IDの命名ルールが変化・追加された場合に対応できなくなるかもしれません。商品IDやカテゴリに規則性がない任意の複数商品をグルーピングして広告配信や入札調整を行うには、カスタムラベルで該当商品をラベリングしてしまうのが簡単ですし、関係者への説明も容易です。

補足:カスタムラベルは5種類までラベリング(定義)することが可能

商品ごとのカラム「カスタムラベル」ですが、1種類しか定義できないわけではありません。カスタムラベル0~カスタムラベル4まで最大5種類のカスタムラベルを1商品に定義することができます。カスタムラベル0では「販売の注力度合い」、カスタムラベル1では「売れ筋となる月」、カスタムラベル2では「利益率の度合い」等によって1商品に複数のカスタムラベルを定義して広告配信ON/OFFや入札調整に活用することが可能です。

今回は以上です。カスタムラベルを使えるようになると、自分の頭で考えた独自ルールで商品をグルーピングして広告配信・調整を行うことが可能になります。独自ルールなのですから「競合の広告運用者と差をつけること」にも繋がりますので、今までカスタムラベルを使ったことがない人は是非とも一度カスタムラベルを使用してみて下さい。簡単に使えるのに大変便利ですよ!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。