Google アプリキャンペーンは、文字通りGoogleが提供するアプリインストール向け広告メニューとなります。Google Play、YouTube、Google 検索の Discover、Google ディスプレイ ネットワークといった Google の主要サービスで簡単にアプリを宣伝できるものです。

アプリのインストールをベースに最適化がかかるほか、いくつかのテキストと画像データを入れ込めば自動で広告を配信してくれます。面の指定などはできないため、配信面についても自動で最適化がかかります。

一見便利なアプリキャンペーンですが、通常のリスティング広告と比較すると効果はどうなのかという疑問をいだきました。
そこで、通常のリスティング広告 VS アプリキャンペーンでインストールの成果を比較することにしました。

検証方法

アプリキャンペーンはリンク先がアプリのストアになるのですが、リスティングの場合は直接ストアに飛ばすことができないため、ランディングページをかませてそこからストアに飛ばす事にしました。アプリキャンペーンの方がランディングページを挟まない分、インストールレートは高いと想定されますが、実際はどうでしょうか。リスティングの場合、能動的に検索したユーザーに対してリーチするので、比較的レートが高いはずです。アプリキャンペーンも検索面に配信は出ますが、ディスプレイやyoutube面にもでるため、ライトなユーザーにも配信がなされます。配信した結果どうだったのでしょうか。

なお、リスティングでインストールを計測する方法は、AppsflyerのOnelinkという機能を用いて計測します。

 

結果

1か月配信した結果は、

サーチの方が4倍Install数が出て、CPIはACに比べ1/4に収まった結果でした。
※サーチの結果を1とした場合の係数のグラフ

更に、アプリインストール後のイベントの計測についてもサーチの方がよりも15倍ユーザーがアクティブであった結果も出ております。

まとめ

検索で流入させるユーザーの方が獲得効率がよく、アクティブ率も非常に高いため、本当にインストールしてほしい人はサーチ面にいる事がわかりました。
今度はACで画像などをあえて抜いてテキストのみで配信して(意図的に検索面に出すため)検証してみたいと思います。

 

 

 

 

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。