Google アナリティクスの管理画面を見ていると、「direct/none」と表示されているものがあります。これはノーリファラーと呼ばれ、どのサイト経由で訪問したか不明な場合に表示されます。

 

<ノーリファラーと判定される例>

・ブックマークからの訪問
・履歴からの訪問
・URLを直接入力した訪問
・アプリからの訪問
・SSL領域からの訪問
・リファラー情報送信を拒否した状態での訪問(セキュリティーソフト)
・QRコード読み取りからの訪問

 

ここまでが、一般的なノーリファラーの考え方ですが、Google アナリティクスでは、ブックマークからの訪問であっても、検索エンジン経由と判断されるケースがあります。

Google アナリティクスでは訪問があった際、ブラウザのCookieにリファラー情報を保存し、その値を参照元として利用します。例えば、「マンション 青山」というキーワードでYahoo!の検索経由で訪問した場合、メディアの値は「organic」で参照元が「yahoo.co.jp」、キーワードが「マンション 青山」という情報がcookieに保存されます。

ノーリファラーはリファラー情報がないことを指しますが、Googleアナリティクスでは、訪問があった際にリファラー情報を持っていれば、過去にCookieに保存した直近のリファラー情報を利用します。
つまり、Cookieが残っていれば、ブックマーク経由であっても、「マンション 青山」をYahoo!で検索したユーザーとして計測することができます。

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。