インターネット広告には様々な広告メニューがありますが、その中でも検索連動型広告等の手堅い広告メニュー(=コンバージョンを獲得しやすい広告メニュー)をまずは実施するという広告主は多いと思います。しかしながら、手堅い広告メニューだからと言って必ずしも思い通りにコンバージョンを獲得できるわけではありません。とは言え、既に手堅い広告メニューを実施しているわけですから、手堅い広告メニューを利用してコンバージョン獲得できていない時に他の広告メニューに切り替えても余計にコンバージョンは獲得できなくなるわけで、どうしたらいいのか困ってしまうということもあるでしょう。そのような場合の対処法を今回はお話します。
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結論:ランディングページの修正を検討しよう
手堅い広告メニューを利用していてもコンバージョン率が悪いようであれば、見込客の受け皿となるランディングページを大幅修正することも検討していきましょう。その際、まずは「既存のサービスの範囲内で見せ方を変える」ということを検討します。厚めに推す内容を変更させたり、既存の内容の表現を変更させたり、申込ボタンを増やしたりする等して下さい。
それでもコンバージョン率がどうにも改善・向上しない場合は、商品・サービス自体の見直しを検討します。商品・サービスは、機能や価格や提供方法等の複数の要素で成立しているかと思いますが、各要素で見直し可能なものを見直してランディングページにその内容を反映していきます。この見直しは大きな作業となりますが、その分だけコンバージョン率が改善する場合のインパクトも大きなものになることが多いです。
理由:見込客はランディングページの内容を見てアクションするかどうか決めるから
ランディングページの修正を検討する理由ですが、当たり前ではあるものの「見込客はランディングページの内容(コンテンツ)を閲覧して、購入や申込みといったアクションをするかどうか決定するから」です。いくら良い商品・サービスであっても、それを説明するランディングページの内容が悪ければ、その魅力が十分に見込客へ伝わることはありません。魅力が十分に伝わらなければ、当然売れることもないでしょう。
補足:定期的にランディングページの修正を実施する
1回のランディングページ修正で100%確実にコンバージョン率が向上するとは限りませんから、「3割バッターを目指す!」くらいの感覚でランディングページ修正を定期的な作業として捉えるようにすることをお勧めします。その際、どこをどう修正すべきか判断しやすくする為に、予めランディングページにヒートマップツールを導入しておくと良いでしょう。高価なツールは必要なく、ページスクロール率と熟読率が確認できるヒートマップツールであれば十分です。
今回は以上です。何をやっても思うようにコンバージョンを獲得できないというケースでは、その多くでランディングページに問題があります。ランディングページの修正は広告管理画面上でササッとできるものではないので作業し始めるまでに腰が重いかもしれませんが、コンバージョン率の改善に大きな影響を与えますので是非とも挑戦していきましょう!
Akira Kodaka
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