皆さんはノーコードという言葉をご存知でしょうか。コードとはプログラムのソースコードのことを指しています。ノーコードとはソースコードを書かないソフトウェアサービスのことを指しています。企業では日々の業務効率を図るために様々なプログラム(業務アプリといいます)を使いますが、ノーコードをだとプログラムで記述することなく組むことが可能です。今回はGoogleが提唱するノーコードツールAppSheetのお話です。
AppSheetとは
AppSheetは業務アプリをノーコードで作成できるツールです。業務アプリは事前に処理内容をプログラミングして自動的に処理できるという特徴があります。botという言い方の方がわかりやすいかもしれません。これまでであれば、プログラミングする必要があるためエンジニアに要件を定義して依頼する形になっていたかとおもいますが、AppSheetであれば現場の人間が直接作成することが可能になります。
短時間で現場の人間が作ることが出来る
現場のことを理解している人間が直接業務用アプリを作ることが出来るというのが大きな特徴です。現場の数字や作法に直接触れることがないエンジニアにとってはわかりにくいことが多く、出来上がったプログラムに何度も修正を入れるということはよくあるかと思います。
限定的な使用であれば無料で使用することが出来る
無料アプリで範囲を限定(自分だけで使用するなど)すれば、基本料金は発生しません。どのようなツールなのか、使い勝手はどうかなど気兼ねなく調べることが出来るということです。金額については添付のURLを参考にしてみてください。英語となりわかりにくいですが、各サービスの内容が明記されています。
特定の条件を基に自動化することも可能
ツール内のイベント、プロセス、タスクなどを組み合わせれば、条件により処理内容を変更することが可能です。同一処理のみだと汎用性がなく使い方が限定されてしまいますが、条件により変更することが出来れば、使い方によっては様々な業務をAppSheet上で走らせることが可能になります。個人的にはこの部分が最も大きなメリットだと感じています。
広告運用にも使用できるのか
使い方次第ですが、使用すること充分可能だと思います。上記のように条件分岐して処理することが可能であるため、特定の状況(たとえば特定の顧客からの獲得件数が先月に比べて〇件低下しているなど)になればアラートを出すといったことは可能になります。広告の管理画面にもアラート機能は実装されていますが、アラートのシグナルとして使用できるのはあくまで広告管理画面上の数字に限定されます。管理画面以外の主要数字をもとにアラートを出し、判断できる状況を作れるのは運用者から見て大きな価値だと考えられます。
何が出来るのか、触れてみることが重要
AppSheetは使い方によっては様々な価値を生み出すツールになります。しかしサービス使用して骨子を作るには一定以上の知見・経験が求められます。興味がある方は、何が出来てどこまでがサポート範囲なのかを知るために、実際に触ってみることをお勧めいたします。現在はサイトも英語となっており、使い方を学ぶのに時間がかかるかもしれないですが、使い方をマスターすれば、間違いなく大きな価値を生み出すツールとなります。AppSheetの使い方は今後このブログで順次アップしていきます。
Hiroshi Shimada
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