SNS広告はクリエイティブの要素が非常に重要だと言われています。広告の差し替え頻度を上げてエンゲージメント率を維持する事を推奨されていますが、果たして運用するポイントはそこだけでしょうか?Facebook広告においては、クリエイティブの要素も重要ですがそれ以外にも見るべき指標が存在します。それが「オークションの競争度」です。

 

オークション競争度の確認方法

キャンペーン→広告セット→広告セット名の下にある「確認」をクリックで見ることができます。

オークション競争度は、その日の落札必要入札価格と 過去3日間の平均落札必要入札価格の差が確認できます。+10%であれば過去3日間よりも落札に必要な価格が10%高かったことを表しています。Facebookによれば±20%以内の変動であればオークションの競争状況は安定しているとのことです。但し、20%以上の数値が続くようであれば、CPMが高騰してくるため、効果によってはターゲットの見直しが必要となります。上記の図では4/26の時点でオークション競争度は0.75%なので、安定した配信ができているという判断になります。

ちなみに、オークション競争度の他に、ターゲット飽和状況、オークションの重複などの指標も確認することができます。「ターゲットの飽和」はフリークエンシーの推移を確認することができ、ターゲットが枯れてきているかどうかを視覚的に判断することができます。
「オークションの重複」はアカウント内競合が起きているかどうかを判断することができます。他社との競合もそうですが、自社のキャンペーン間でCPMを引き上げてしまう可能性もあるので、定期的にチェックするとよいでしょう。

 

Facebookの改善のためには、クリエイティブだけでなく、設定しているターゲットとその市況などを多角的に見る事により、効果改善のスピードも上がっていきます。
今まで「オークション競争度」を見ることのなかった方は、この機会に確認してみましょう。

 

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。