Google広告で検索連動型広告を実施している広告主は非常に多いと思いますが、自動入札機能導入が主流となった現在では「上手く機械学習を活用できていない運用だと、インプレッション(広告の表示回数)がどんどん減少していってしまう」という現象が起こりがちです。確度の高い見込客をすぐに集客できる検索連動型広告ですが、インプレッションが減少していってしまっては、その恩恵を最大限に受けることはできません。そこで、Google広告の検索連動型広告でインプレッションを増加させる広告最適化方法について、超基本となる方法をまとめます。

入札設定の数値設定を緩和する

自動入札機能の目標数値設定を緩和すれば、当然インプレッション増加の可能性を高めることになります。目標数値を緩和するのは怖いかと思いますが、インプレッションが十分でない状況が続くと広告をやっている意味自体がなくなってしまいます。インプレッションがあってこそ成果の良し悪しを見定める段階に進めますので、まずは十分なインプレッションが出るよう自動入札機能の目標数値設定を5%~20%の範囲で緩和してみましょう。

なお、自動入札機能ではなく拡張クリック単価入札を使っている場合も、やることは同じです。上限クリック単価の数値設定を緩和して下さい。例えば、上限クリック単価100円で設定していたのであれば、上限クリック単価120円に設定し直すといった具合です。

見込客が検索しそうな別のキーワードを登録する

今ターゲティングの為に登録しているキーワードセットの枠を超えて「見込客が検索しそうな別のキーワードを登録」することで、当然ながらインプレッションは増加します。今までターゲティングしていないキーワードを直接登録するのですから、ほぼ確実にインプレッション増加することでしょう。例えば、ダイエット食品の販売促進の為に検索連動型広告を配信していてキーワード「ダイエット 食品」を狙っていたのであれば、別のキーワードとして「脂肪燃焼スープ」等を登録するイメージです。見込客となりうるユーザーが検索する可能性のある別キーワードを登録しましょう。

マッチタイプを部分一致にしたキーワードを増やす

狙った通りに広告配信したいという思いが強い慎重派の広告主ほど、フレーズ一致や完全一致のキーワードばかりキーワード登録しがちです。しかし、見込客が検索窓へ打ち込むキーワードのパターンは無数にあり、かつ日々そのパターンは変化しています。フレーズ一致や完全一致のキーワードばかりでは「自分の想像の範疇のキーワードしか狙えない」こととなりインプレッションは増加しません。むしろ、見込客が打ち込むキーワードのパターンが徐々に変化することに伴い、インプレッションは減少するということになります。

その為、ある程度の無駄な広告配信は覚悟して、マッチタイプを部分一致にしたキーワード登録にも挑戦していきましょう。不確実な成果を求めて部分一致を使用するのは怖いかもしれませんが、その不確実性も踏まえて全体成果を合わせていくのが成果最大化する為の広告運用となります。

カスタムインテントを活用したファインド広告を実施する

広告配信の目的は「狙ったキーワードを検索するような確度の高い見込客を集客する為」ですよね。そうであれば、同じような見込客に接触できるなら、必ずしも広告メニューは検索連動型広告でなくとも良いということになります。Google広告の広告メニューの1つである「ファインド広告」でターゲティング「カスタムインテント」を使えば「カスタムインテントで指定したキーワードを検索した見込客」にGoogleネットワーク配下のディスプレイ広告面で接触することが可能になります。

検索連動型広告で減少傾向のインプレッションを検索連動型広告自体で回復・増加させるのも良いですが、ファインド広告を使ってディスプレイ広告面でその分のインプレッションを得るというのも1つの方法です。検索連動型広告でインプレッションを得るのは方法であって目的ではありませんから、本来の目的を正しく理解した上でリカバリープランを考えていきたいですね。

可能であれば、ショッピング広告も配信する

これは実施できる広告主と実施できない広告主が出てきてしまうのですが、通販系の広告主であれば検索連動型広告に加えてショッピング広告も実施すべきです。広告面は検索連動型広告と同じ「検索結果ページ」になり、検索連動型広告の広告面とショッピング広告の広告面の両方に広告掲載することが可能です。検索連動型広告とショッピング広告を同時に広告掲載することで検索結果ページにおける画面占有率が向上しますので、見込客の誘導効率が向上します。やらない手はないですね。

注意点:無駄な広告配信は徹底的に除外設定する

今回は4つの超基本となる広告最適化方法を解説しましたが、どの広告最適化方法を実施するにしても「実施したばかりの時期は無駄な広告配信が増える」のが一般的です。自動入札機能にしろ拡張CPC入札にしろ中長期的に見ればそういった無駄な広告配信を抑制してくれますが、実施したばかりの時期は学習期間となり無駄な広告配信も多めに出てしまうものです。その為、実施したばかりの時期はできるだけ頻度多く手動で無駄な広告配信を除外していきましょう。検索クエリレポートを確認して不要な検索クエリを除外キーワード設定する等ですね。

今回は以上です。基本的な内容ばかりですが、基本なくして応用はありません。基本を徹底するだけでも大きなインプレッション増加に繋がるはずですので、Google広告のインプレッション増加でお悩みの場合は、今回解説した点について今一度見直しをご検討下さい。きっと今よりもインプレッションが増加しますよ!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。

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