インターネット広告を利用している広告主であれば、その多くがGoogle広告を利用していることと思います。そんなGoogle広告の広告メニューの中で注目を集めるものの1つにP-MAXがあります。ターゲティング、広告クリエイティブ、入札等が全て自動で行われる広告ニューであり、基本設定さえ済ませれば狙ったマーケティング目標を達成しながら全自動で広告配信を行うという今までの常識からは考えられない広告メニューとなっています。
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P-MAXが全自動配信するものだとしても、他の広告メニューは必要
全自動配信ということでP-MAXだけで広告配信すれば良いのではないかと思ってしまうところですが、残念ながらそれではいけません。他の広告メニューも必要ということです。今までの広告配信通り、Google広告で言えば検索連動型広告・ディスプレイ広告等は実施したまま、その上でP-MAXも実施するようにして下さい。P-MAXの実施だけで最高の広告成果を出せればいいのですが、現時点ではまだそこまでの性能をP-MAXは持ち合わせていない状況です。
P-MAXは他の広告メニューの補完として使うのが基本
今までの広告メニューは実施したままでP-MAXも実施するという形をとる理由ですが、それは「P-MAXは他の広告メニューの補完として使用するのが現状はベター」だと考えられるからです。P-MAXは全自動での広告配信を行う広告メニューであるだけに、必ずしも狙った広告枠に広告表示できるとは限りません。例えば、「商品名に関連するキーワードを検索した見込客に対して検索結果の広告枠で広告表示したい」と思っていても、P-MAXでそこに広告表示するかどうかはコントロールできません。そういったデメリットも踏まえて、現時点では他広告メニューを補完する広告メニューとしてP-MAXを扱うのが良いでしょう。
初めてP-MAXを利用する場合は1ヶ月程度は様子見しよう
P-MAXは全自動で広告配信する広告メニューなのですから、当然ながら「広告配信の精度が高まっていくまでには機械学習期間が必要になってくる」ということが言えます。P-MAXでの広告配信を継続的に行って広告配信データを蓄積していくことで、徐々にマーケティング目標を達成していくように数値改善していくイメージです。その為、初めてP-MAXを実施して数日で「成果が良くない!」と広告停止するようなことはせず、実施するのであれば「1ヶ月は様子見するぞ!」という気持ちでP-MAXを始めるのが良いかと思います。
今回は以上です。全自動の広告配信を実現するP-MAXではありますが、全自動が故に「自分が広告掲載したいと思っている広告枠に必ずしも広告掲載されるわけではない」というデメリットもありますので、検索連動型広告やディスプレイ広告等の他広告メニューと併用する形で上手にP-MAXを活用していきましょう!
Akira Kodaka
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