Google広告でディスプレイ広告を配信する場合、レスポンシブディスプレイ広告という広告フォーマットを利用するのが一般的になってきました。今まではイメージ広告(いわゆるバナー広告)が主流でしたが、機械学習を活用してユーザーへ最適な広告表示を行うものとしてレスポンシブディスプレイ広告を利用する広告主様が増えてきた次第です。当然、我々デジタルマーケティング支援を行う会社としても、より良い広告成果を出す為にレスポンシブディスプレイ広告を活用しています。
出来るだけ多くのアセットを入稿すること
レスポンシブディスプレイ広告での成果を良くする為の簡単な方法として、まず十分なアセットを入稿するのが基本です。1つ1つのアセットの質を高めることも最終的には大事なこととなってきますが、まずは質より量。1つの訴求だけで勝負しようとしても、いきなり最も良いクリエイティブを作れることは極めて稀ですよね。価格訴求・権威性訴求・評判訴求・性能訴求・限定性訴求等、様々な訴求内容をそれぞれアセットに含ませて、どのアセットが良い成果に繋がるかデータを基に検証・ブラッシュアップしていくのが正確性高く良いです。
最低限として入稿するアセットの数
出来るだけ多くのアセットを入稿するのが良いとは言っても、具体的には何個なのか気になるところですよね。そこで、最低限入稿すべき数を以下に目安としてメモしておきます。
・横長画像(最大15個入稿可能)→最低限入稿すべき数5個
・スクエア画像(最大15個入稿可能)→最低限入稿すべき数5個
・ロゴ横長画像(最大5個入稿可能)→最低限入稿すべき数1個
・ロゴスクエア画像(最大5個入稿可能)→最低限入稿すべき数1個
・広告見出し(最大5個入稿可能)→最低限入稿すべき数5個
・長い広告見出し(最大1個入稿可能)→最低限入稿すべき数1個
・説明文(最大5個入稿可能)→最低限入稿すべき数5個
自社調べにはなってしまいますが、現状としては「アセットは多ければ多いほど良い。ただし、成果が大きく伸びるのは各アセットを5個程度入れたところまで。」という状況から、上記を1つの目安にしております。また、各アセットの入稿数が多ければ多いほど、成果の良し悪しを判断するまでの時間・広告費が増えていきますから、そういった意味でも「成果が大きく伸びるであろう数まで入稿する」のがバランス良いと考えています。
上手く運用すれば広告表示回数が増えて成果が大幅改善する
レスポンシブディスプレイ広告で十分なアセットを入稿することで、広告の掲載パターンは増えますよね。そうすると、基本的には広告表示回数の増加可能性が高まります。掲載パターンが増えることで、そのパターンに反応するユーザーが出てくるからです。その際に上手く成果に繋がるようであれば、機械学習によってより多くの広告表示回数を得られるようになり、どんどん成果は良くなってきます。入札単価を無理に引き上げたりせずとも、広告表示回数が増えていき成果も増えるという状態です。アセットの数を増やすだけで、このような可能性を得られます。やらない手はないですよね。
今回は以上です。レスポンシブディスプレイ広告の改善方法は細かい手法がたくさんありますが、まずは「訴求できる内容をブレストし、各訴求内容をアセットにして入稿する。」ということを行い、各アセットの数を十分なものにすることから始めましょう。そうすることで、広告配信データも充実(どの訴求がどのような成果なのか可視化でき、これが後の戦略立案等に大変役立つ)していきますからね!
Akira Kodaka
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