Google広告を長年運用していると、たまに意味不明な理由で広告が「不承認」や「制限付きでの承認」になることに出くわします。今回はそのような事象の1つとして、広告のポリシーの詳細に「法律: 日本 (地域制限付き) 日本では許可されません」と表示されて広告配信が大きく抑制されてしまった場合の対処法を手短に解説致します。この事象でお悩みの場合はご参考にして下さい。ただし、裏技ではなく王道の対処法になりますので、何か魔法のような対処法を期待されている場合は期待外れな内容になりますのでご注意頂ければと存じます(笑)

広告審査の誤りで「法律: 日本 (地域制限付き) 日本では許可されません」となったのか確認する

まずは広告が「法律: 日本 (地域制限付き) 日本では許可されません」と判断されたのが広告審査の誤りであるかどうか確認しましょう。日本でのプロモーションが禁じられている商品・サービスを取り扱っている場合は、この制限を解除することは当然できません。明らかに日本でプロモーションすることが可能な商品・サービスを取り扱っている場合は広告審査の誤りかと思いますので、次のセクション移行の対応を行って下さい。なお、広告審査の誤りなんてことが起こるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、Googleは毎日数えきれないほどの広告を審査しておりますので、どうしても誤った審査結果を出してしまうことがあります。

Google広告の管理画面上から該当広告の再審査リクエストを出す

審査の誤りだと分かったら、Google広告管理画面上で該当広告の再審査リクエストを出しましょう。ポリシーの詳細に「法律: 日本 (地域制限付き) 日本では許可されません」と表示された広告のステータスにマウスのカーソルを合わせると再審査リクエストのリンクを見つけることができます。1度の再審査リクエストでアカウント内の全ての該当広告を再審査リクエストに出すことが可能ですので、一気に再審査してもらうようにしましょう。

Google広告のサポート窓口に連絡して問題解消に協力してもらう

サポート窓口担当者の方々は広告審査をするわけではありませんので相談しても広告承認されるわけではありませんが、誤った広告審査であればその旨を担当部署に知らせて慎重に再審査してもらうことができます。再審査リクエストはスピーディーに再審査をしてもらえる点が良いのですが、大量に寄せられる再審査リクエストを機械的に処理しているイメージが強いです。一方、サポート窓口経由で再審査をしてもらった場合、時間はかかるものの、より慎重に再審査してもらえるイメージがあります。

今回は以上です。広告のポリシーの詳細に「法律: 日本 (地域制限付き) 日本では許可されません」と表示されるとビックリするかと思いますが、問題の無い商品・サービスを取り扱っている場合は変に焦る必要はありません。そのような場合はこの記事でお伝えした方法で問題解消に向けて動いて下さい。あなたの広告が適切に審査されることを祈っております!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。