確度の高い見込客へのリーチを増加させてより多くのコンバージョンを獲得する為に、Google広告のP-MAXを実施している広告主は少なくないかと存じます。ここではP-MAXがどんな広告メニューなのか説明することは割愛しますが、非常に便利な広告メニューである為、今後ますます利用が増えていくと思われるのがGoogle広告のP-MAXです。今回はそんなP-MAXに関して、「P-MAXで新規のアセットグループを作る場合、キャンペーンを分けるべきでしょうか?」という疑問に対する回答を手短に述べていきます。

回答:キャンペーンを分ける明確な必要性があれば分ける

新規のアセットグループをP-MAXに追加しようと思った場合、キャンペーンを分ける必要性をしっかりと述べることができる場合はキャンペーンを分けてください。逆に言えば、キャンペーンを分ける必要性をしっかりと述べられない場合、キャンペーンを分けてはいけません。「何となく。」という理由でキャンペーンを無駄に分けることは、広告成果の悪化に繋がる可能性すらあります。P-MAXのキャンペーンを分けるかどうかということに限った話ではありませんが、広告の設定を決める際は「その設定にする理由」が必要です。

補足:キャンペーンの設定で定める項目を分けなければいけないかどうかが「必要性」となる

P-MAXでキャンペーンを分ける「必要性」ですが、「キャンペーンの設定を変えなければいけない」ということが「必要性」になります。例えば、「アセットグループごとに予算を変えたい!」とか「アセットグループごとに広告配信する地域を変えたい!」等、キャンペーンの設定でしか調整しようがないことを行わなければいけないということが「必要性」であるということです。

注意点:キャンペーンを細かく分けすぎないよう気を付ける

キャンペーンを分ける「必要性」があると思われる場合でも、念の為、「本当にキャンペーンを分ける必要はあるのか?」と自問自答するとよいかもしれません。と言いますのも、キャンペーンを分けすぎるとキャンペーンに蓄積される広告配信データが少なくなり、自動入札機能の精度が高まらないからいです。P-MAXで新規のアセットグループを追加する際にキャンペーンを分けること自体は問題ありませんが、不必要にキャンペーンを分けすぎるのは良くありません。1つのP-MAXのキャンペーンで広告運用できるのが大抵は良いということを忘れないようにしましょう。

今回は以上です。P-MAXを上手に活用すれば、より多くのコンバージョン獲得に繋がることでしょう。アセットグループを追加する際もP-MAXの仕様や特徴等を踏まえて上手に追加するようにして、より良い広告配信を行っていってください。あなたが広告運用するP-MAXにおいて、今以上の広告成果が得られることを祈っております!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。