Google広告でP-MAXを使って広告配信している広告主がずいぶん増えたかと存じます。この広告メニュー1つで様々な広告枠に広告配信可能であり、更には自動化を駆使したものであることから、使いこなすことができれば大きな広告成果を得ることができるのが良いですね。そんなP-MAXですが、広告のアセットとして「動画」を任意で設定することができるものの、動画を設定せずに広告配信している広告主が少なくないでしょう。広告で使用する画像を準備するのとは違い、広告で使用する動画を準備するのはなかなかハードルが高いからです。その為、「P-MAXのアセットに動画は入稿すべきですか?」という疑問を抱く広告運用者が出てくるかと思い、その疑問に回答する記事を書きます。以下がその回答になりますので、回答が気になる方はお読みください。なお、いつも通り手短に内容をまとめております。

回答:P-MAXに動画のアセットは入稿すべき

動画を準備するのが大変に感じるということは理解できますが、それでもP-MAXに動画のアセットを入稿すべきです。P-MAXのアセットに限った話ではありませんが、基本的に「入稿できるものは全て入稿する」ようにするのが良いでしょう。何かしらの意味があるから入稿できるようになっています。もちろん、その「意味」というのは「広告成果に対する良い効果」ということです。

理由:動画を入稿しているからこそ広告表示できることがある

P-MAXのアセットに動画を入稿すべき理由ですが、それは「動画のアセットを入稿しているからこそ広告表示できることがある」からです。広告枠の中には「動画を使った広告」を表示させる広告枠がありますので、P-MAXに動画をアセットとして入稿しているだけで広告掲載の機会が増えます。広告掲載の機会が増えれば、その分だけ広告成果を得る機会も増えますから、P-MAXに動画をアセットとして入稿しないわけにはいかないということになります。なお、P-MAXの動画のアセットは「画像等の入稿物を使って自動作成されることもある」のですが、動画のアセットがあるからこそ広告表示できる広告枠に対して確実な広告表示をしたいのであれば、きちんと動画をアセットとして入稿しておきましょう。

補足:動画がないなら「ビデオビルダーで簡易的に動画を制作して対処する」のもアリ

動画制作会社に動画制作を依頼する場合、動画の完成までにそれなりの時間がかかりますし、更にはそれなりの費用もかかります。動画制作のプロに制作業務を頼むわけですから質の良い動画が納品される可能性が高いとは存じますが、これらのことが問題となり動画制作が前に進みにくいということもあるはずです。そのような時は、Google広告の管理画面からビデオビルダー(動画のテンプレートに画像等を設置するだけで動画制作ができるツール)を使って簡易的な動画を作ってP-MAXのアセットとして使用するという対処も検討しましょう。

今回は以上です。動画を準備するのは大変な印象があるかもしれませんが、Google広告のP-MAXを利用するのであれば、ビデオビルダー等のツールを駆使する形でも構いませんので動画を準備するのが良いかと存じます。Google広告のP-MAXに動画のアセットを入稿することによって広告配信できる広告枠が増やし、それに伴うより大きな広告成果の獲得に繋げていきましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。