Google広告には複数の動画広告フォーマットがありますが、その中でも特徴的な動画広告フォーマットがバンパー広告かと思います。入稿できる動画広告素材は「6秒間の動画」に限定され、広告として動画を表示れたユーザーへ「強制視聴」可能な動画広告フォーマットです。Google広告の動画広告フォーマットとして通常のTrueviewが有名ですが、こちらは動画右下に表示されたスキップボタンをクリックすることでユーザーは動画視聴を終了できます。一方、バンパー広告は、6秒間という限られた時間のみの広告表示にはなるものの、その間にユーザーは動画をスキップすることができません。ユーザーの6秒間を独占できる動画広告フォーマットというわけです。
バンパー広告の特徴
強制視聴という強烈なメリットがある反面、動画の尺はわずか6秒間のみ。これがバンパー広告の目立った特徴ではあるのですが、他にも広告運用者ならではの気になる特徴があります。
それが「CPMが安い」ということ。入札の仕方にもよりますが、バンパー広告のCPMは500円~800円です。TrueviewのCPMが1,000円~2,000円程度であることと比較すると、CPMは相当安いですよね。CPMが安いということは、同じご予算をお持ちの場合、より多くのユーザーへ広告表示できるということになります。しかも、強制視聴です。
多くのユーザーへ強制的に手短なメッセージを伝えたい場合に効果的
同一のご予算であれば、より多くのユーザーへリーチできるバンパー広告。6秒間のみの広告表示ではあるものの、ユーザーは強制視聴することとなりますから、手短にメッセージングできるのであればバンパー広告は非常に有効な広告手段となります。
Trueview等の他動画広告と組み合わせてリーチの補完もできる
これは大きなご予算がある場合に限りますが、ユーザーリーチをとにかく増やしたい場合にはTrueviewとバンパー広告を同時に広告配信するという方法も戦略としてありえます。同一ターゲティングを使用した場合に同一ユーザーへの重複配信にならないかご心配になる方もいらっしゃるかと思いますが、全ての広告配信が同一ユーザーへの重複配信にはなりません。なぜなら、「バンパー広告は、Trueviewで動画広告をスキップする傾向にあるユーザーへより多く広告配信する」という特徴を持っているからです。その為、ご予算のことを無視するのであれば、ユーザーリーチ最大化を狙う場合はTrueviewとバンパー広告を同時に広告配信するということをよく行います。
以上、今回はバンパー広告について支離滅裂に書きました(笑)動画広告運用の際、少しでも何かお役に立てば幸いです。
Akira Kodaka
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