自動入札機能を活用した広告運用が主流になったGoogle広告ですが、一言で自動入札機能と言っても入札方式「クリック数の最大化」や入札方式「目標インプレッションシェア」等、様々な自動入札機能があります。そんな自動入札機能の中でも「パフォーマンス目的での広告配信(コンバージョン獲得を目的とした広告配信)」を行っている場合にとりわけ人気が高いのが入札方式「目標コンバージョン単価」と入札方式「目標広告費用対効果」ですが、パフォーマンス目的での広告配信に置いてこの2つの入札方式であればどちらがより良いのかということについて、今回は広告運用初心者の方々へ向けてサクッと回答していきます。
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広告配信の目的次第でどちらの入札方式が良いか変わるのが前提
最初に前提を述べておきます。当たり前ではありますが、どんな状況においても入札方式「クリック数の最大化」や入札方式「目標インプレッションシェア」のどちらかが良いということではありません。前提として、広告配信の目的次第でどちらの入札方式が良いかということは変わるということは理解しておいてください。この前提を踏まえて、以下の2つの場合に分けて、より良い入札方式がどちらなのかを述べていきます。
価値が同一な1つのコンバージョン地点しかない場合は入札方式「目標コンバージョン単価」が良い
価値(コンバージョン値)が変動せず同一であり、かつコンバージョン地点が1つしかない広告プロモーションを実施している場合は、入札方式「目標コンバージョン単価」でシンプルに広告運用すればいいでしょう。なお、客単価向上(アップセルやクロスセルを駆使する)やリピート率向上を狙った事業戦略を絶えず行い、目標コンバージョン単価をどんどん引き上げていくようにしましょう。目標コンバージョン単価が引き上がれば上がるほど、競合がそれについてくることができなくなり、常に良い広告枠に広告掲載し続けることができるようになり、集客で有利になります。
上記以外の場合においては基本的に入札方式「目標広告費用対効果」が良い
価値が変動する単一のコンバージョン地点がある場合、価値が異なる複数のコンバージョン地点がある場合、価値がそれぞれで変動する複数のコンバージョン地点がある場合等、「価値が同一な1つのコンバージョン地点しかない場合以外」の場合においては、基本的に入札方式「目標広告費用対効果」を使うのが良いでしょう。獲得したコンバージョンごとに価値(コンバージョン値)が異なるのですから、その価値の大小を踏まえて自動入札を働かせた方がより大きな広告投資のリターンが期待できるからです。なお、見込客側に費用の発生しないコンバージョン(資料請求や問合せ等)に対してもその後の期待値(期待できる売上等)を考慮して価値(コンバージョン値)を割り振ってください。
今回は以上です。入札方式「目標コンバージョン単価」と入札方式「目標広告費用対効果」の使い分けで悩んでいたのでれば、今回の記事の内容をご参考にしていただき、より良い広告配信を行ってください。入札方式を変えれば広告配信の行われ方が変わり、その結果として成果も変わっていきます。良い方向に成果が変わるといいですね!
Akira Kodaka
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