Google広告のツールに新たに「ソリューション」という項目が登場したのはご存知でしょうか?
私の観測する限りでは2024年の1月以降から順次アカウントに反映され始めている印象です。
今回は具体的にソリューションで何ができるのか、実際に試しながら分かったことをまとめてみます。
ソリューションについて
Google広告公式ヘルプを参考に、概要を解説していきます。
ソリューションの場所は、管理画面上部のメニュー「ツールと設定」の中の「一括操作」の一覧にあります。
ソリューションでできることを簡単にまとめると、目的ごとのテンプレートを活用することで、 Google Apps Script(GAS)での自動化・効率化が図れるものです。
GASと記載しましたが、実際にはコードなどを記述する必要はなく、テンプレートに必要な項目を記載するだけなので心配ありません。
具体的には下記のとおりです
- アカウントの概要: Google 広告アカウントのパフォーマンス レポートを生成します。
- 広告のパフォーマンス: 広告のパフォーマンスを示す分布図を含む Google スプレッドシートを生成します。
- アカウントの異常検出機能: アカウントのパフォーマンス データが大幅に変化した場合にメールを送信します。
- リンク チェッカー: 広告やキーワードに含まれる URL で、「ページが見つかりません」などのエラーが発生しないことを確認します。
- 柔軟な予算: カスタムの予算配分スキームを使用して、キャンペーンの予算を日単位で動的に調整します。
- 一般的な除外リスト: 除外条件の管理をシンプルにします。
今回は特に使えたら便利そうな「リンクチェッカー」を例に解説していきます。
リンクチェッカーを使ってみる
大量に広告を管理しなければいけない場合や、キーワードごとにリンク先を設定している場合などは、リンク切れを出来る限り早めに把握して停止・差し替えなどをしていきたいですよね。
ソリューションのリンクチェッカーを使えば自動的にリンク切れのチェックができるということで、実際に使えるのかを試してみました。
リンクチェッカーの設定はこんな感じにしています。
キーワードの設定したURLや、サイトリンクのURLもチェックできるようになっています。
自動でリンクチェッカーの結果をメールで配信することも可能です。
結果をまとめたスプレッドシートが送られてきます。
中身を見ると、広告やキーワードで403が表示されているものがいくつか見られました。
ただリンクを確認するとアクセスはできたので、サイトの設定によってはエラーが出てしまうケースもあるようです。
404が表示されてしまうURLなどもこのような感じで一覧として確認することができるかと思います。
まとめ
リンクチェッカー以外にも、アカウントレポートの作成・自動配信などもお手軽に設定可能です。
リンクチェッカーはサイトの状況によっては上手く機能しないケースもありますが、一早くリンク切れなどの変化に気付けるように、毎日のレポート確認をルーティン化するのはありかと思います。
ぜひ新機能のソリューションを上手く使いこなして効率化を図っていきましょう。
Keisuke Asou
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