できるだけお金をかけずにホームページへトラフィックを集めたいと思った場合、「SEO対策が効果的かも!」とお考えになる方は少なくないかと存じます。検索エンジンにホームページ情報が表示されることは無料(※検索エンジンの検索結果等の広告枠へホームページ情報を表示する場合はクリック単価等の費用がかかります。)ですので、検索エンジン上位表示さえしてしまえば、無料で大量のトラフィックを集めることができそうですよね。そこで今回は「ホームページのSEO対策は無料のイメージがありますが、やはりSEO対策は集客する上でコスパが良いですか?」という問いに回答していきたいと思います。
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回答:SEO対策の具体的な目的によってコスパが良いかどうかの判断は変わる
SEO対策に限った話ではありませんが、大抵は施策に何らかの特性があり、その特性を考慮しながら自社の状況を鑑みてコスパが良いかどうかを判断するのが適切かと存じます。A社にとってはコスパが良いのに、B社にとってはコスパが悪いということがあるのです。「SEO対策は無料で行えるからコスパが良いよ!」なんてお話をお聞きになったとしても、本当に自社にとってもコスパが良いのかということを慎重に検討することが大事でしょう。以下の「コスパの判断軸1~3」は代表的な判断軸になりますので、SEO対策が自社にとってコスパの良いものでありそうかどうかを検討する際に考慮してみてください。
コスパの判断軸1:成果が出るまでの期間が長いことは問題にならないか
SEO対策という施策の特性上、成果が出るまでに一定の期間がかかります。成果が出るまでの流れを大雑把に述べますと、良いコンテンツを継続的に発信し続けることにより検索エンジンから良い評価を得ることができ、その結果として検索エンジン上位表示するから成果が出るという流れになります。その為、短期間で成果を出すことが目的である場合(決算間近ですぐにコンバージョンを積み増さないといけない場合等)は「SEO対策はやるだけ無駄(目的の達成は不可能)」となりますので、その場合のSEO対策はコスパが悪いということになります。
コスパの判断軸2:検索数を考慮しても妥当な成果の獲得数を目指しているか
また、成果(コンバージョンでも訪問数でも広告配信に伴うデータで数値的に表せるもの)の獲得数があまりに多い場合、SEO対策ではそもそもその成果の獲得という目標を達成するのが無理ということもあります。SEO対策は検索エンジン上位表示を実現する対策になりますので、対策したキーワードで自社のホームページが検索エンジンの検索結果ページの最上位に掲載されたとしても「そのキーワードの検索数以上のトラフィックを得ることはできない」わけです。つまり、成果の獲得数の上限がある程度決まってしまっているということになります。その為、狙ったキーワードの検索数を超えるようなあまりに多い成果の獲得数を目的とするなら、これまた「SEO対策はやるだけ無駄(目的の達成は不可能)」となりますので注意が必要です。
コスパの判断軸3:コンテンツの準備にかかる費用をしっかりと回収できそうか
SEO対策は無料というイメージが強いかもしれませんが、SEO対策で成果を出すにはたくさんのコンテンツ(記事・画像・動画等から必要なものを準備して良質なコンテンツを作る)が必要です。そのコンテンツの制作を外部業者に業務委託すれば費用はかかりますし、社員やアルバイト等のスタッフに任せても人件費という費用はかかります。また、自分で制作したとしても制作時間がかかりますので、「その時間を失う=費用がかかっているのと同じ」となります。実務経験のない素人が作ったコンテンツで簡単に検索エンジン上位表示するようなことはありませんので、検索エンジンに良い評価を得られるよう意識して作られた良質なコンテンツを用意する必要があります。検索エンジンの検索結果に自社のホームページを掲載することは無料ですが、この「良質なコンテンツ」をたくさん制作するのには大抵の場合は大きな費用の投資が伴ってきます。このあたりの費用の投資と回収を考慮せずに投資しすぎたり、投資しなさすぎたりすると、どの道やはり「SEO対策はやるだけ無駄(目的の達成は不可能)」となるはずです。
今回は以上です。コスパが良さそうだからSEO対策を行おうとお考えの場合、今回の内容をご参考にしていただき、本当にご自身にとってSEO対策はコスパが良いかどうかをご判断ください。特に、外部の支援業者にSEO対策の業務を委託する場合、その支援費用がかかってきますから、正しい知識を持って正確な判断をするようにしましょう!
Akira Kodaka
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