Googleアナリティクスを見ていると、見てほしいページにどれぐらい滞在しているのだろう?
ユーザーはサイト内にどれぐらい滞在しているのだろう?というのが気になるところだと思います。
Googleアナリティクスには、「平均セッション時間」「平均滞在時間」という指標が存在します。これらがどういう指標なのか、本日はご説明したいと思います。
平均セッション時間とは
1セッション(訪問)あたりのサイトの平均滞在時間です。
注意点としては、「各セッションで最後に訪れたページの滞在時間はカウントされない」ということです。
これはGoogleアナリティクスの計測の仕様です。
1ページあたりの滞在時間は、ページの閲覧を開始した時刻から次のページの閲覧を開始した時刻までの時間の差で算出しています。そのため、離脱したページに関しては、次のページとの差異を計算できないため、カウントしない=「0」となります。
ちなみに、1ページ目で離脱した場合には、滞在時間は0秒とになることも覚えておきましょう。
平均ページ滞在時間とは
ユーザーが特定のページまたは一連のページに滞在した時間の平均値です。
平均セッション時間同様に、最後のページの滞在時間はカウントされない点に注意しましょう。
平均セッション時間の計算
実際に例を見ていきましょう。
上記の例ですと、セッションは3ですが、それぞれのセッションの最後のページの滞在時間はカウントされません。そして、セッション3は次のページへの遷移がないので、ここの滞在時間もカウントされません。
そうすると、以下のような計算になります。
滞在時間(50+40+30+30)÷セッション3=平均セッション時間:50秒
平均ページ滞在時間の計算
次は、平均ページ滞在時間です。
上記の例では、対象のページは3つありますが、やはり最後のページの滞在時間はカウントしません。
そのため、以下の計算式になります。
滞在時間(50+70)÷ページ数2=平均ページ滞在時間:60秒
数値に一喜一憂しないこと
なれないと複雑ですね。
また「最後のページの滞在時間は計測不可」、「直帰の場合は滞在時間0になってしまう」という指標のため、指標としては正直微妙なものになっています。
よって、滞在時間が短い、長いという絶対値で一喜一憂することなく、何らか完全施策を施したページでの前後比較で活用する、ページ間での数値を参考値として見るぐらいが良いかと思います。
そしてこれらの指標を気にしすぎるよりも、より良いコンテンツを作っていくことに時間を割く方がよいですね。
ではまた。
Junichi Nakamura
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