Google広告で自動タグを設定していればパラメータなどを設定しなくてもGAにデータが反映されますが、GAへデータが上手く行き渡らなかったときに表示される指標が(not set)になります。ここ最近、(not set)の割合が増えてきたように感じている方も多いのではないでしょうか?その原因の1つとしてITPによる影響が大きいのではないかと思っています。
ITPとは?
ITP(Intelligent Tracking Prevention)はAppleがSafariに搭載しているトラッキング防止機能でインターネット広告のターゲティングに対してユーザーのプライバシーを守るための機能です。広告主側からしたらCookieを使用したリマーケティングやリストの収集が難しくなることが懸念されています。ITPのトラッキング防止機能の働きによってCookie情報が利用できず(not set)が増加しているのではないかと推測できます。
ファインド広告・P-MAXキャンペーン(not set)が多い?
実際に私が運用しているアカウントでは、通常の検索キャンペーンの場合はそこまで(not set)の数は多くないですが、ファインド広告や特にP-MAXの配信を行ったところ急激に(not set)が増加しました。
原因として考えられるのがITPの影響。Safariの国内ブラウザシェアは63%と非常に高く、非常に多くのユーザーに対してトラッキングが出来なくなっているということが分かりますよね。
特に、ファインド広告・P-MAXなどディスプレイ面で配信された場合、Google以外のブラウザ(もちろんSafari)にも配信されるため、Safariを使用しているユーザーに広告配信され(not set)が増加したのだと考えられます。
(not set)を減らすための対処法は?
自動タグを使用していても手動でパラメータを付与することで(not set)を減らすことができます!
Ryoko Furudate
最新記事 by Ryoko Furudate (全て見る)
- Meta広告「広告アセットの値を同じものにすることはできません」のエラー解消方法 - 2025-02-05
- インハウス広告運用のメリット・デメリットと成功のポイントを徹底解説 - 2025-01-10
- リスティング広告インハウス化で差をつける!メリットとデメリットを徹底解説 - 2024-11-25