単品通販では縦長の1ページ構成のLPが活用されることが多いです。商品のメリットを強く訴求しながら、見込客に「買うか・買わないか」のシンプルな選択を迫る形である為、通常のサイト型での販売よりもコンバージョン率が高い傾向にあるからでしょう。こういった縦長LPに対してSEO対策を行おうとした場合、その効果はいかほどなのか?

縦長LPにSEO対策をしても効果は小さい

結論から先に申し上げると、縦長LPにSEO対策を実施してもその効果はかなり小さいです。もちろん、商品名等の「いわゆる指名キーワード」に関連するキーワードでは検索エンジン上位表示するでしょうが、それ以外のキーワードでの検索エンジン上位表示効果はかなり限定的になります。その理由はなぜか?

縦長LPに対して実施できるSEO対策手法が限られている

まず、テキスト情報が少ないという問題。多くの縦長LPは画像ばかりで構成されています。テキスト情報が少ないと、現状の検索エンジンではまだまだページの内容を理解することができていません。その為、本来検索エンジン上位表示させたいような一般キーワードで検索エンジン上位表示させるのがそもそも困難です。そして、画像ばかりですので、テキスト情報の更新をすることもなく、フレッシュな情報がまとまったページという評価を検索エンジンから受けにくくもあります。

また、内部リンク対策も実施しにくいという問題もあります。同一ドメイン内の他ページから縦長LPへのリンクは貼れるものの、縦長LPから他ページへの内部リンクは基本的に貼れません。縦長LPから他ページへの内部リンクを貼ってしまっては、縦長LPのメリットである「見込客に対して、買うか・買わないかのシンプルな選択を迫る(=コンバージョン率を高める)」を潰してしまうことになるからです。

外部リンク対策で強引にSEO対策すればいいのではないか?

これは一理あるかもしれません。しかしながら、意図的に外部リンク対策を行うのは非常にリスクがあります。検索エンジンに自作自演の外部リンク対策がバレると、そのページはスパムとみなされて検索結果から消える可能性があります。サイト全体がスパムと判定される危険性もあります。商売は基本的に永続させることを前提に営まれていると思いますので、目先の検索エンジン上位表示の為にこのようなリスクを背負うことは避けるのが賢明でしょう。

縦長LPとは別に集客用のサイトを作るのが得策

1ページの縦長LPで一般キーワードを狙ったSEO対策を行えれば楽ではありますが、先に書きました通り、それはなかなか難しいです。であれば、集客用のサイトを別に作るのが良いでしょう。同一ドメイン内でも別ドメイン内でも良いのでワードプレスを設置し、検索エンジン上位表示させたいキーワードごとにページを作っていき、ボリュームのあるサイトを作っていくのが王道であり、確実でもあります。ページボリュームが増せば増すほど、不安定になりがちな検索順位も「サイト全体で見れば安定している」という状況にしやすくなります。商売を安定させる為にも、集客用のサイトを作って継続的に運営していくのが中長期で見た場合に得策です。

今回は以上です。縦長LPは「あくまでセールスに特化したページである」と捉えて、SEOによる集客は「集客に特化したページ群」で行うようにしましょう。会社組織で「適材適所」という言葉があるように、サイトを構成するページにも「適材適所」がありますよ!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。

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