Google広告やYahoo広告に代表される運用型広告ですが、その成果を最大化する為にやるべきことはたくさんあります。ターゲティングの調整や広告画像の修正や入札方式の変更等、その方法は様々です。そんな広告最適化方法の中でも、成果に大きな影響を与えるのが「LPのテスト」です。様々な訴求の内容・順序のLPを用意して「どのLPが良い成果に繋がるか」をテストするというもので、LPによってコンバージョン率が数倍変わるなんてことは普通に起こります。
テスト頻度の多い広告主は、1商品あたり新しいLP4つ以上/月をテスト
LPのテストは「1回やって終わり」というものではありません。1回で最高の出来と言えるLPが見つかるわけもありませんし、今のタイミングで成果の出やすいLPが半年後・1年後・3年後と永遠に成果が良いというわけではないからです。その為、しっかりとLPのテストを継続的に実施している広告主であれば、毎週のように新しいLPを投入して常に一部のトラフィックでテストをしています。そういった競合に勝たなければいけないわけですから、LPのテストも基本施策の1つに加えて、しっかりと継続的にテスト実施していかなければいけないですね。
LPテストでは、テスト対象の各LPへのトラフィックに関する条件を揃える
LPのテストをするのであれば、その評価の仕方に注意が必要です。テスト対象の各LPへの「トラフィック」について条件を揃えて評価する必要があります。例えば、検索連動型広告からトラフィックを集めているLP1とディスプレイ広告からトラフィックを集めているLP2を比較するのはダメだということです。トラフィックの質が異なりますので、各LPの評価なんてできなくなります。そして、もちろん、時期が異なるのもトラフィックの質の異なりに繋がります。ですので、同一期間における同一広告媒体の同一ターゲティングからのトラフィックについて各LPで成果を確認して、どのLPの成果が良いのかを評価していくようにしましょう。
注意点として、テスト期間が極端に短すぎることは避けるようにする
人はアクション(例えば、注文・資料請求・問合せ等)を起こす前には比較検討することがほとんどです。何も考えずにアクションするなんて、あまり想像できないでしょう。その為、トラフィックを得てから実際にコンバージョンが計上されるまでには数日~数週間は時間がかかるものです。仮に大きな広告予算を投下しているとしても、数日でテスト終了というような極端に短すぎるテスト期間とすることは避け、最低でも1~2週間はテスト期間とするようにして下さい。
今回は以上です。LPテストは、実施するにあたりかなり工数がかかります。LP自体を制作するのも大変ですし、LPテストのプランニング・データ集計・インサイト発見・改善案立案も大変ですし、広告やABテストツールの設定も大変です。それを毎週のように継続して実施するとなれば、相当な労力がかかるのは容易に想像がつくかと思います。しかしながら、LPテストには「それに見合った効果」があります。コンバージョン率が数%~数十%向上するだけでも中長期では相当な恩恵がありますし、もしもコンバージョン率が数倍にでもなった場合はその恩恵は計り知れません。面倒臭がらずに、是非ともLPテストに挑戦してみて下さいね!
Akira Kodaka
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