ファインド広告といえば、Google独自の面であるDiscover・Gmail・Youtubeホームフィードに配信が出来る広告メニューです。
その配信面から基本的にはモバイル(スマホ)のみに配信されるという認識が一般的かと思いますが、実はわずかながらPC・タブレットにも配信が出ます。

広告編集画面のプレビュー画面には以下のように表示されています。

上記の通り、Gmail面でのみPC・タブレット面への配信が行われます。
ただし、デバイス別の入札調整や特定のデバイスだけ除外することはできません。

ファインド広告のデバイス別効果は?

それでは、PC・タブレット面の効果はどうなのかということですが、私の確認した事例では以下の傾向が見られました。

・表示回数:ファインド広告全体の約1~2%
・クリック率:タブレット>モバイル>>PCの順に高い傾向
・CPM(広告表示1回当たりの費用):PC>モバイル>タブレットの順に安い傾向
・クリック単価:タブレット>モバイル>>PCの順に安い傾向

表示回数がファインド広告全体の1~2%と非常に少ないので、正直気にするレベルではありません。
ですが、その分CV数も1%ほど獲得できており、成果には貢献しています。
尚、クリック単価はPCが特に高い傾向で、クリック率の低さに起因している傾向が見られました。

同じGmailの配信に対して、PCよりもタブレットの方がクリック率が高くクリック単価も安い傾向であるということが分かりました。
やはりタブレットの方が気軽にクリックできるということかもしれません。

影響度合いは小さいですが、ファインド広告でもPC・タブレットに配信は出ることがありますので、もしも「なんでファインド広告がモバイル以外に出てるの?」と気になった方は上記理由であるということでご安心いただければと思います。

The following two tabs change content below.

Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。