入稿した広告が審査落ちしてしまうと焦りますよね・・。LP内の表現が抵触していたり、免責事項が記入されていなかったり、広告文に使用している文言に最上級表現が使われていたりなど、Google広告で審査落ちするには様々な理由があります。

今回は「機能していないリンク先」が不承認理由になっている場合についての対処法についてご紹介します。

広告の審査の仕組み

Google広告ではアカウントの入稿を行った段階でGoogleが設けているポリシーに違反をしていないかキーワードや広告文、リンク先の審査が行われます。大体の審査はクローラーによって審査が行われますが、人の目で審査が行われることもあります。

Googleは公平性を保つために、審査部署は独立しておりGoogle内部でもどのような審査が行われているのかは非公開となっています。

広告の審査中は、ステータスが「審査中」になります。広告の審査は通常であれば1~2営業日以内に完了しますが、3営業日になっても「審査中」となっている場合は、Googleサポートへ問い合わせを行いましょう。

ファインド広告や画像を使用している広告については、テキスト広告よりも審査に時間が掛かる傾向があります。少し前まではファインド広告は5営業日くらい審査に時間が掛かっていましたが、最近は遅くても2営業日には審査完了している感覚ですね。

 

審査落ちしてしまった場合の対処法

まず、何が理由で審査落ちをしてしまったのかをステータスで確認しましょう。「禁止コンテンツ」や「禁止されている行為」などが表示されている場合は、そもそもGoogle広告では広告が配信できないサービスの可能性が高いですが、ちゃんとしたサービスなのにこのような理由で不承認になることもあります。そのような場合はLP内に使用できない文言や表現、画像などが使用されている可能性が高いので、何が問題になっているのかをサポートに確認してみましょう。

「制限付きのコンテンツと機能」の場合は性的なコンテンツやアルコールなど法律的または文化的観点から取り扱いに注意を要するコンテンツを規定しています。Google 広告のポリシー(アルコール、著作権、ギャンブル、ヘルスケア、商標など)により、特定の地域、年齢、デバイスに対する広告の表示が制限される一部の種類の広告については、「有効(制限付き)」とマークされます。

要は、ポリシーに準拠しているものの、表示できる場所とタイミングに制限がある広告に設定されるステータス。なので、審査落ちしているわけではないため広告は制限されながらも表示されます。

余談ですが、整体院や不妊鍼灸院などはこれらのステータスになることが多い印象です。

 

チャットやメールで問い合わせも可能

Google広告のサポート対応も充実してきており、困ったことや分からないことを気軽にチャットやメールで相談することができます。何が理由で審査落ちしているのか分からない場合はサポートに問い合わせてみましょう。

管理画面の右上にある「ヘルプ」から「お問い合わせ」をクリックすると、メールやチャットでサポートに問い合わせをすることができます。

 

機能していないリンク先で審査落ちした場合

まず、実際にリンク先のページがちゃんと表示されるのかを確認し、問題なくページが表示されているのにも関わらず「機能していないリンク先」となっている場合は、サイトに何かしらの問題がある可能性があります。

Googlebotがブロックされていないかを確認する

モバイルフレンドリーテストで審査落ちしているURLを入力してみましょう。問題なければ下記のように表示されます。

しかし、モバイルフレンドリーテストで「このページにアクセスできません」とエラーが出た場合は、「robots.txt」によってGoogleのサイトクロールがブロックされている可能性があります。

対応策として、サイトの作成者やエンジニアにエラーが出ていることを共有し、

・ robots.txtの解除
・すべての端末・国/地域・システムによるアクセスの許可

を実施してもらうように対応してください。

Google広告「機能していないリンク先」の場合に「海外からアクセス禁止」の設定になっているか確認する方法

 

 

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Ryoko Furudate

子育てとデジタルマーケティングを両立させるママさんディレクター。Google広告黎明期から運用に携わる。女性ならではのきめ細かい対応でクライアントの成果を上げることを得意としている。