今回はオペレーションに関する記事です。

大量のキャンペーンや広告グループを扱っていると、キーワードや広告、表示オプションなど、入稿内容の抜け漏れを1つ1つ管理画面からチェックしていくのは大変です。
そこで今回は、Excelを使った入稿内容の抜け漏れ確認方法をご紹介します。

結論、Excelのピボットテーブルを使います。

以下、具体例に沿ってお話していきます。

例)Yahoo検索広告で5個のクイックリンクを10個のキャンペーンに設定
Yahoo検索広告はサイトリンクをキャンペーン単位でしか紐づけできないため、入稿漏れが発生する場合があります。
例で挙げた数の設定を管理画面から目視で行うのは大変ですし、気を付けていてもチェック漏れが発生する可能性があります。
そこで、Yahoo広告エディターからCSVをダウンロードしてチェックします。

このようなデータがダウンロードできます。

これをピボットテーブルを使い、以下のような形にします。

こうすると、CP10でタイトル5のクイックリンクの紐づけができていないことが一目瞭然です。

ピボットテーブルを使えば、他にも
・各キャンペーンのキーワードや広告グループの数
・オンになっている広告やキーワードの数
・各広告のリンク先URL
など、設定状況を簡単に確認できます。

シンプルな方法ですが、ピボットテーブルはデータ集計だけじゃなく、こういった入稿内容確認にも使えるので、
まだ使ったことのない方は、ぜひ設定の抜け漏れチェックに活用してみてください。
※ピボットテーブルなので、Googleスプレッドシートでも同様のことは可能です。

The following two tabs change content below.

Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。