普段WEB広告を運用していると、突然CVが増えたりする事ってありませんか?それが施策の影響であればわかりやすいのですが、例えば前日比で3倍4倍の数値がついていると異常値だと判断することがほとんどです。ではその“異常値”について要因を特定するにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは、CVとともに異常値がついている箇所を確認します。インプレッションやCVRなども前日・前週などと比べてみます。そこで現れた数値で疑うべき内容が変わってきます。

インプレッションが前日と比べ多い場合

CVが増えたという事はサイトへのトラフィックが増えたことが言えますので、まずはimpが増えているかどうかを確認するとよいでしょう。増えているようであれば時間帯別の数値も見て特定の時間で増えているという事であれば、TVや影響力のある方のSNSなどに露出された事を疑うべきです。具体的に何に取り扱われたかどうかを見る方法としては、即時性のあるTwitterなどでCVが増加した商品名やサービス名を検索すると、割と情報が出てきます。

CVRが増えている場合

impが増えていれば上記の事を考慮すればよいのですが、impが増えていないのにCVRだけが増えているという時は、計測の問題を考えましょう。前日にタグの設定を変えたり、サイトのメンテナンスが合ったりする場合は、CVポイントのタグの状況を確認するべきです。何かしらの要因でCVが重複して計測されていたりするためです。

CVが増えるという事はうれしい事ですが、事象があるという事は必ずそれに伴う要因が存在します。広告を運用するうえでは事象に伴う要因の特定は不可欠です。特定する時間を少しでも時短化して、次のアクションにつなげるようにしましょう。

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。