広告戦略やクリエイティブ案を考える際に、特に参考になるのは競合の出稿内容になってくるかと思います。
リスティング広告であれば特定のキーワードで検索をかけて競合の広告が表示されるか地道に調べることもできますが、ディスプレイ広告や動画広告などは競合の広告が必ず表示されるものではないので、調べるとなると非常に時間がかかってしまいますね。
そこで今回は競合の出稿している広告をまとめてチェックする方法を媒体別にまとめてみました。
有料のツールを使うわけではなく、どなたでも無料で活用できる内容となります。
Google広告:マイアドセンター
まずGoogle広告の場合はマイアドセンターをチェックしてみると良いかと思います。
マイアドセンターの詳細に関しては別の記事にまとめていましたのでよろしければこちらもどうぞ。
Google検索で表示されたリスティング広告のURLの右側にある三角をクリックしてみましょう。
マイアドセンターが開くので下部にある「他の広告を表示」をクリックします。
ちなみにこの項目は、Googleによって身元確認が完了している広告主の広告のみ表示されます。
「他の広告を表示」をクリックするとこのような形で、出稿した広告の履歴一覧を確認することができます。
出稿期間を指定したり、フォーマットごとに絞り込むことも可能で、このように動画のクリエイティブもまとめて確認することができて便利です。
FaceBook広告:広告ライブラリ
こちらは有名なのでご存じの方も多いかと思いますが、FaceBookでは「広告ライブラリ」というツールを提供しています。
広告ライブラリを使うことでFaceBookやInstagramなどで競合がどのような広告を配信しているかチェックすることができます。
こちら注意点としては、チェックできるのは現在配信中の広告のみとなります。
過去に配信していた広告は停止されると表示されなくなってしまうので、ベンチマークしている競合があるのであれば定期的にチェックして保存しておくと良いかもしれません。
継続して配信しているクリエイティブは成果が良いと考えることもできそうですね。
フィルタのかけ方としてはプラットフォーム別に確認したり、
画像や動画など、メディアタイプ別にもフィルタリングが可能です。
TikTok広告:TikTok Creative Center
TikTok広告でもFaceBookの広告ライブラリと同様のツールが提供されています。
「TikTok Creative Center」では成果の高い動画広告の成功事例を検索することができます。
ブランド名や商品キーワードでの検索や、業種でのフィルタリングはもちろん、
キャンペーンでの絞り込むことができたり、
いいね数などエンゲージメントでフィルタリングをかけて検索することも可能です。
その他にもTikTokは様々なツールを提供しており、
どのようなキーワードが入った広告が出稿されているかといった情報や
ハッシュタグ、楽曲、クリエイター、動画のトレンドなどもかなり細かくチェックすることができます。
ここまで分析のためにしっかりと情報を提供しているのはTikTokくらいではないでしょうか。
無料の公式ツールでまずは調べてみよう
必ず検索できるというわけではありませんが、公式が公開しているツールを活用することで、競合の状況をある程度調べることができます。
広告戦略案やクリエイティブのアイディアを考えるときは、ぜひ1度チェックしてみることをオススメします。
そして競合の広告内容を検索できるということは、自社の広告も検索できてしまうということに他なりません。
良いクリエイティブや広告文は模倣される可能性があるということを念頭に置いておきましょう。
広告内容がオープンにされていく中で、それらの情報をどのように戦略に有効活用していくかが今後より重要になってくるのではないでしょうか。
Keisuke Asou
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