Google広告の管理画面を見ていると、広告表示オプションという項目がなくなって「アセット」に統合されているアカウントが増えてきました。
気付いたら変わってしまって「おや?」となった方も多いのではないでしょうか。
今回は「アセット」に切り替わったことで具体的にどのような変更があったのか、またその中で少し困ったこともあったので今回共有したいと思います。
「アセット」になったことで変わったこと
まずは「広告表示オプション」と「アセット」の画面を比較してみましょう。
広告表示オプションはこのような形。
「画像表示オプション」「サイトリンク」など、それぞれの項目ごとで分かれていました。
今まではこのような形だったので見慣れているのではないでしょうか。
今回変更になったアセットのページはこちら。
広告表示オプションの項目が、一覧で表示されるようになり、内容が確認しやすくなりました。
- サイトリンク
- コ-ルアウト
- 構造化スニペット
- 電話
- リードフォーム
- 価格
- アプリ
- プロモーションテキスト
上記のアセットを編集・管理することが出来ます。
変化としてはその他に、アセットを設定しておくことで、広告作成時のプレビューで内容を確認できるようになったということみたいです。
「画像表示オプション」はどこにいった?
私が少しだけ困ったことは、アセットに切り替わったアカウントで「画像表示オプション」が見つからなかったことでした。
アセットページの一覧になかったので、画像表示オプションはまだ未設定だったかな?と勘違いしてしまいました。
実際にはアセットの上部のプルダウンメニューの「関連付け」という項目を「関連付け(従来)」に切り替えると表示されます。
- 画像
- 動的画像
- 住所
- アフィリエイトの住所
上記のアセットはなぜか別のタブに分けられてしまっています。
切り替えなければいけないのはちょっと面倒ですね。
できれば以前のように一覧で全てのアセットを表示していただきたいところです。
今回の「アセット」への変更意図を考える
なぜ広告表示オプションから「アセット」へと切り替えようとしているのか、Googleの意図を自分なりに考えてみました。
それはまず1つ目として、P-MAXキャンペーンに力を入れていきたいというサインなのかなと捉えています。
P-MAXはGoogleサービスの配信面を幅広くカバーするため、広告表示オプションを紐付けた際に、それぞれの面でどのように表示されるのかをプレビューで確認できたほうが作成しやすくなります。
多くの広告表示オプションが紐付けられるので、管理をよりしやすくして利便性を高めていきたいという意図があるのかなと思いました。
また名称を「アセット」に変更したのも、広告表示オプションは「広告文」や「画像」と同様に、重要な要素になっているということを意味しているのではないかと捉えています。
オプションという名称はどうしてもオマケ感がありますが、広告効果を高めるために今後はしっかりと設定して欲しいという意図があるのかなというのが2つ目でした。
小さな変更ではありますが、変更された内容や意図などを考えてみると新たな発見があることもありそうです。
ぜひ皆さんのアカウントでも確認してみてください。
Keisuke Asou
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