Google広告、Yahoo!広告の動的検索広告は関連するキーワードが検索された際に自動で広告タイトル、リンク先を設定して掲載してくれる便利な機能です。

【Google広告】初心者でも簡単!動的検索広告(DSA)の活用方法とは?

そんな動的検索広告を実施する際にプロモーション対象とするページURLをリストで指定するやり方があります。以前こちらのブログでもその機能はご紹介していますので、よろしければご覧ください。

【Google広告】ページフィードを使った動的検索広告(DSA)

本日はこのページフィード利用時の注意点をお伝えします。

ページフィードのURLにパラメータを含んではいけない

早速ですが、ページフィードに記載するURLにパラメータを含めるのはNGです。パラメータを付けたURLを設定した場合、パラメータが欠損する場合があります。

Google広告、Yahoo!広告それぞれのヘルプページをご紹介します。

  • Google広告のページフィードのヘルプページ

フィードを使用して、動的検索広告をターゲット設定する

Page URL – ターゲットとするウェブページの URL を指定します。URL は 1 行に 1 つずつ入力します。トラッキング パラメータが付加された URL は入力しないでください。

  • Yahoo!広告のページフィードのヘルプページ

ページフィードの作成方法

ページURLに、リダイレクトするURLやトラッキング用パラメータは設定できません。

この辺りはご存知の方も多いとおもうのですが、広告の効果測定用のパラメータ以外でサイト側で付与しているパラメータでもあっても配信時に欠損する場合があります

例えば、ECサイトであれば、色やサイズ違いをパラメータで判別して違うページを表示させることがあります。

パラメータの例)
https://www.xxxx.com
https://www.xxxx.com?p_id=1

こういった場合でもGoogle広告、Yahoo!広告のシステム的がパラメータを外してしまうことがあり、その結果意図していないページに飛んでしまう、または「商品がありません」というエラーページに飛んでしまう可能性があります。

広告の効果測定はトラッキングテンプレートを使用

広告の効果測定のパラメータを設定した場合はページフィード内ではなく、トラッキングテンプレートを使用すれば解決します。

{lpurl}が最も使用頻度が高いと思いますので簡単にご紹介します。これを使えば、リンク先URLの末尾に計測用のパラメータが付与されます。

例){lpurl}?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa

アカウント単位でも設定可能ですが、キャンペーンや広告グループ単位の使用が一般的かと思います。詳細は以下ヘルプページをご参照ください。

動的検索広告のトラッキングを設定する

サイト内のパラメータの場合、この方法での対処は難しいので(共通したパラメータではない限り)、ページフィードに対象URLとして含めない方が無難です。ページフィードで指定する場合は、パラメータを含めないページを設定しましょう。

配信されたページを確認してみよう

大量の商品ページをお持ちの方には便利なページフィードを使った動的検索広告ですが、今回ご紹介した点についてご注意の上、使用いただければと思います。

すでに配信中の場合、実際に配信されたURLを確認して、意図したリンク先に飛んでいるか確認してみることをお勧めします。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。