前回の記事でAIによる画像の自動生成について、実際に試しながら実用性を確かめました。

画像生成AIでWeb広告のバナーを作れるか試してみた

そんな中、無料で使用できるデザインツール「Canva」でも、テキストから画像を生成できる機能がベータ版で実装されたようです。

今回はCanvaの新機能をご紹介しつつ、使ってみた感想をまとめてみようと思います。

Text to Image(Beta)の使い方

Canvaにログインして左側のメニューの下部にある「もっとみる」をクリックします。

すると、Text to Imageというアプリがあるのでそちらを選択しましょう。

Canva_text_to_image

ベースはDream Studio同様に「stable diffusion 」を活用しているようです。

使い方は同様に、生成したい画像に関する英文を入力するだけです。

DeepLなどを使って翻訳すると良いかと思います。

ベータ版ということもあり細かい調整はできませんが、仕上がりをどのようなイメージにするか事前に選ぶことはできるようです。

  • Surprise me(ランダム)
  • Photo
  • Drawing
  • 3D
  • Painting
  • Pattern
  • Concept art

から現状は選ぶことができます。

生成される画像は正方形のものが2種類で、比率などは現状調整することはできません。

また1日に作成できる枚数にも限度があるようです。

この辺りは今後期待ですね。

Text to Image(Beta)を使ってみる

まずは前回同様ビジネスっぽい女性を生成してみることにします。

結果はこちら。

Dream Studioよりも少しだけ人間味が出たような気がします。

右側は顔面が崩壊してしまい怖い感じに…

Canva_text_to_image

その他にも「アートな獅子」を生成したり、

Canva_text_to_image

「都会の夜景」や

Canva_text_to_image

「オフィスで働く人」など色々生成しましたが、10秒くらいでそれっぽい画像が生成できます。

この機能とCanvaを組み合わせれば簡単なサムネイルをサクッと作れそうですね。

おわりに

Canva_text_to_image

せっせと働いてくれるAIのイメージ

Canvaをはじめ、今後デザインツールに標準でAIによる画像生成機能が搭載されるのではないかと思います。

これから更に手軽に画像が作成ができるようになりそうですね。

Text to imageに関しては、画像のサイズ変更や出力される画像の枚数などの選択肢が増えれば、より実務にも応用できそうな印象です。

前回同様の感想ですが、簡単なブログの挿絵などはAIに任せることが多くなってくるのではないでしょうか。

頭の中のイメージを言語化する能力が今後更に求められてくるのかもしれませんね。

 

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。