アプリ広告はWEB広告と違い、アプリ内イベント情報を取得できることからLTVを考慮した広告運用が可能です。

アプリ広告はLTVを可視化できるのですから、それをフルに活用するほかありません。アプリ広告を行ううえではアプリイベントの重要性を理解する必要があります。その重要性をまとめてみました。

 

①良質なユーザーの特定

インストールさせた後の動きを突き止める事でどのユーザーが収益をもたらしてくれているかなどを特定することができます。それらのユーザーをオーディエンス化して、広告配信に活用することなとが可能です。例えば、ゲームアプリなどでは、1日に3回以上ログインしてアプリで遊んでいるユーザーを良質なユーザーと仮定してオーディエンス化してそれらのリストを拡張して、同様にアクティブな新規のユーザーを獲得を目指すことができます。

②リテンション

インストールしてからしばらく起動していないなどの情報を基に、再度アプリを起動してもらうような広告を当てる事ができます。例えば、デリバリーアプリなどで2か月利用が無いユーザーに対して特別なオファーを行い、起動を促すことができます。

③ユーザー体験の向上

アプリのイベントごとに発生する頻度などを確認することで、特定のイベントの発生頻度が低いなどをチェックする事ができます。何がボトルネックになっているか分析するための示唆になるため、アプリのユーザービリティー向上のための改善につながります。

 

せっかくアプリをリリースしたのであればイベントの設定は必須と考えるべきです。もしアプリイベントをSDKに返す設定ができていないのであれば、急いで対応するべきです。インストール効率が良い広告に予算を投下していても実は、その後のイベントが全く発生していないなどの事態が発生している可能性があるからです。イベントを正しく計測し、適切な予算配分、ユーザービリティの向上などにつなげていく事が重要です。

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。