ディスプレイ広告を実施していると、同じユーザーに広告がどれぐらい表示されているのか、見られているのかが気になるポイントです。
何で気になるのかというと、何度も同じ広告が当たっていることでしつこい印象を与えてしまうためです。またインプレッション課金のメニューの場合、何度も同じユーザーに出続けるよりも、よりたくさんの人に見てもらいたいものですよね。
それを見るための指標がフリークエンシー、そして1ユーザーに何回見せるかコントロールすることをフリークエンシーコントロールと呼びます。
もちろんYDNでもフリークエンシーは確認でき、フリークエンシーコントロールも設定ができます。本日は初心者向けにどこで確認して、どこで設定するかをご説明します。
コンテンツ
YDNでフリークエンシーはどこで見るのか?
さて、YDNでそれを設定しようと思ったときにどこを見たら良いのか。レポートの項目の中にフリークエンシーって項目がないぞってなる方も多いと思います。本記事をお読みの方はまさにその点がわからなくて、本記事に行き当たったのではないでしょうか?
早速答えですが、
YDNのフリークエンシー=「平均接触回数(ビューアブルインプレッション)」
という項目になります。
ビューアブルインプレッションって何だよってなる方もいらっしゃると思いますが、ビューアブルインプレッションとは、「広告の50%以上の範囲が1秒以上連続して表示された場合にカウントされる表示回数」のことです。
つまりユーザーの視認可能領域に広告が表示された回数ですね。確かに該当のページにユーザーがいたけど、ページ下部の画面に表示されていない領域に広告が出ていたとしたら、それはユーザーは見てないでしょ、ってことでビューアブルインプレッションとしてはカウントされないんですね。
ちなみに、リスティング広告の表示回数に関する定義に興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
平均接触回数(ビューアブルインプレッション)の数式
平均接触回数(ビューアブルインプレッション)は以下の数式で計算できます。
平均接触回数(ビューアブルインプレッション)=ビューアブルインプレッション数 / リーチ数(ビューアブルインプレッション)
いずれの項目もレポート上で選択できるので、わざわざ計算する必要はないのですが、ビューアブルインプレッションをユニークユーザーで割って、平均何回見られているのかということですね。
YDNのフリークエンシーキャップの設定方法
YDNのフリークエンシーキャップはキャンペーン設定の箇所から設定します。
設定できる項目は以下です。
①期間:広告の配信回数を制御する期間です。「日」「週」「月」の単位で設定できます。
②回数:同一ユーザーに対して広告配信する回数の上限です。1~100の範囲で設定できます。
③階層:フリークエンシーキャップを設定する階層を設定します。キャンペーン、広告グループ、広告単位で何回見せるかを設定できます。
シンプルにキャンペーン単位や広告グループ単位で1日〇〇回、週に〇〇回といった設定が分かりやすいと思います。
一度、フリークエンシーを見てみるところから始めよう
本日はYDNのフリークエンシーがちょっと初心者には分かりにくいかもと思いましたので、ご説明しました。
まずは実際にどれぐらい同じユーザーに対して出ているのか、平均接触回数(ビューアブルインプレッション)で見てみるところから始めてみましょう。
いまいち成果につながらないな、CTRが下がっているなと思ったら、一度見てみると良いと思います。
ではまた。
Junichi Nakamura
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