Googleの検索広告にはいくつかの表示オプションと呼ばれる、メインの広告とは別で設定できるオプションがあります。その中で構造化スニペットとコールアウトの何が違うのかよくわからないという方もいると思いますので、本日は設定例を見ながら簡単にご説明いたします。
構造化スニペットとは
構造化スニペットとは検索広告の下部に表示されるオプションの一つです。
サービスの種類や取り扱っているブランドのなどの情報を表示することできます。アカウント、キャンペーン、広告グループの各単位で追加できます。
デフォルトのヘッダーリストから選択してから、情報を値として追加します。
スニーカーを取り扱っている店舗を例にすると、ヘッダーから「ブランド」を選択して、
追加情報として、Nike、adidas、new balanceを入れることができます。
サービス:Nike、adidas、new balance
コールアウトとは
コールアウトは構造化スニペットと同様に検索広告の下部に表示されるオプションの一つです。短いキャッチフレーズを追加することができます。
例:送料無料、24時間サポート、最低価格保証
構造化スニペットとコールアウトの違い
構造化スニペットはヘッダーが決まっており、その中から該当するものを選択した上で情報を追加する形なので自由度は低いです。また割と審査落ちします。
例えば、ヘッダーで「ブランド」を選択した場合、追加できる情報は取り扱っている具体的なブランド名でないといけません。
OKの例:
Nike、adidas、new balanceNGの例:
200 個以上のブランド名
ヘッダーが予め決まっているのでやや作りにくさを感じると思いますが、ヘッダーは「サービス」を選ぶと作りやすいかと思います。
一方、コールアウトは割と自由に設定できます。短いキャッチフレーズみたいなものなので、タイトルや説明文で盛り込めなかったような様子を自由に入れることができます。
どう使い分けるの?
構造化スニペットは設定できる内容に制限がありますので、主にサービスに関する情報を追加し、コールアウトはそこに含められないキャッチフレーズを入れるのが良いです。
例)ハウスクリーニング会社の場合
構造化スニペット:
サービス:エアコンクリーニング、床クリーニング、窓クリーニング
コールアウト:
24時間お問い合わせOK
即日無料見積り
夜のクリーニングも対応
設定はどちらかだけでよいのか?
構造化スニペットは設定めんどくさいし、コールアウトだけでいいかなと思われるかもしれませんが、両方設定することをお勧めします。
表示オプションは設定したからと言って絶対でるわけではないので、設定できるものは一通り設定しておくのが基本です。設定しておくことで広告表示された際に視認性が上がり、クリック率の改善にもつながります。
また、広告の掲載順位を決める際に追加した表示オプションの見込み効果も考慮されますので、設定できるものはしておいたほうが良いです。
Google広告の表示オプションは様々な種類があります。自社のサービスで設定可能な表示オプションは出来るだけ設定することをお勧めします。
よろしければ以下の記事もご覧ください。
【初心者必見】Googleリスティング広告について徹底解説してみた
ではまた。
Junichi Nakamura
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